お金が貯まらない考え方:「何かを買うため」に貯金していませんか?

「貯金の目的って何?」って聞かれたら、皆さんはなんて答えますか?

「教育費のため」、「老後のため」、「家を買うため」・・・色々な答えがあると思います。

実は、数年前に自分もこの質問を受けたことがあります。

新築マンションの見学に行った時のことです。

モデルルームの見学が終わって、妻と二人で営業の方と話していました。

「モデルルームどうでしたか?」「かなり自分好みでしたよ。」なんて話をしていたんですが、営業の方が、私のアンケート (自己資金とか年収とかを記入したやつです)に目をやり話し始めました。

営業の方:「miyaneさんはお若いのにかなり自己資金がありますね。頑張って貯金しているんですか?」

miyane: 「はい、まあそうですね (笑)」

営業の方: 「いや、この年齢で計画的に貯金してるなんてすごいですね!!ところで、貯金って何のためにするものだと思います?」

miyane: 「何のため?うーん、ええと。」

営業の方: 「貯金って使うためにするんですよ。貯金のために貯金するのでは人生楽しめませんものね。」

こんな会話をしたことをよく覚えています。

・・・まあ、典型的な営業トークなんですが (笑)。相手側は「貯金は使うためにする」→「家を買って人生を楽しもう」って言おうとしたんでしょうね。

ただ、個人的には「貯金は使うためにする」って言葉に何か違和感があって、その後の営業トークは耳に入ってこなかったんですが (笑)。

「貯金は使うためにする」、一見理にかなった考え方ですよね。

お金は使わなければ、ただの紙切れですもんね。

「教育費のため」、「老後のため」、「家を買うため」といったよく挙がる貯金理由も、大きなとらえ方をすると「使うため」です。

このように考えると、多くの方が「使うため」に貯金をしていると言えます。

今回は、なぜ「いつか使うため」に貯金をしてはいけないのか、その理由をお話しします。

営業トークで「お金は使うためにあるんですから、自分の気持ちに素直になりましょう」なんて言われて、商品の購入を勧められることがあるかと思います。

そんなときはぜひ、この記事のことを思い出して、お金を大切にしてくだされば幸いです。

「いつか使うため」に貯金をすると結局お金が貯まらない

コレ、説明するまでもなく当たり前ですよね。

「いつか使う」つもりでお金を貯めるんで、いつかはお金が無くなってしまうからです。

例えば、「家を買う」ために貯金をしていたとします。

頭金が貯まって、いざ家を買ったら、その時点でせっかく貯めたお金が0になってしまいますよね。

「教育資金」のために貯金をした場合も同様です。

子供が大学を卒業するときには、貯めたお金が無くなってしまいます。

「しっかりお金が貯められて、目的通りに使ったんだからいいんじゃないの?」って思う方が大半だと思います。

ですが、そうではないんです。

「結局どこかの時点で貯めたお金が無くなってしまう」という状況は、実はとてももったいないことなんです。

「お金がある」状態のメリットに目を向けよう

仮に当初の目的通りにお金を使ったとしても、せっかく貯めたお金がなくなることの何がもったいないんでしょうか。

これは、「お金がある」状態のメリットを考えるとよく分かります。

資産形成のモチベーション

まず一つ目のメリットは、「お金がお金を生み出す」ことです。

例えば、1000万円の貯金があったとしましょう。そのお金で、配当金3%の株式を買ったとします。

すると、年間何もしなくても30万円のお金をもらうことができるんですね。

つまり、お金がお金を稼いで、自分の懐に入れてくれるんです。

ですが、「使うため」に貯金をしてしまうと、このメリットを享受できません。

せっかく貯めた1000万円を、車なり家なりに使ってしまうからです。

もう一つのメリットは、「安心感」です。

お金があると、今後の生活の心配をせずに済みます。

特に定年前後になると、今後受け取れる給与収入が限られてきますので、手元にお金がない場合は強いストレスになるでしょう。

一方、もし定年後に1億5000万円程の資産を築いていたらどうでしょう。

そのお金を3%の配当金の株式に投資したら、毎年450万円の収入になります。

これだけあれば、生活するには十分ですね。

つまり、何もしなくても生活に必要なお金がもらえるわけなので、将来のお金の心配から解放されます。

これが、「お金がある状況」のもう一つのメリットです。

豊かな生活を送る ≠ お金を使う

このように考えてみると、豊かな生活を送るということは、必ずしもお金を使うことではないことが分かると思います。

せっかく貯めたお金を、自身の贅沢のために使ってしまったら、今後の収入を減らすだけでなく、生活の不安感が増してしまいます。

反対に、「お金がある」状態をずっと保ち続けることができれば、そのお金を使って不労所得を得られるだけでなく、お金の心配なく日々の生活を送ることができます。

まとめ

「いつか使うため」に貯金をするという考え方には、お金は使わなければ意味がないという前提があります。

ですが、お金は必ずしも使い切らなければならないものではありませんし、お金は持っているだけでも人生を豊かにしてくれるものです。

「お金をいつか使うために貯金する」という考え方から脱却して、「資産を作り、人生を豊かにする」という考え方で貯金をすべきです。