お金の雑学

独身は損?一生独身でいると老後生活が苦しくなります

「独身の方が経済的に裕福」

このように思っている方も多いんじゃないでしょうか。

実際、多くの方が結婚は経済的な負担が大きいと思っているようです。

楽天リサーチの調査によると、独身男性の約1/4が「経済的に十分な生活ができるか不安」なため結婚しないそうです。

 

確かに、既婚男性と独身男性が飲みに行くと「お前はいいよなぁ、独身で。結婚すると自由に使えるお金なんて全然ないよ!!今のうちに独身を謳歌しとけよ!」なんて話に絶対なりますからね。

結婚後は経済的な負担が増えるのは間違いではないでしょう。

 

ですが、実はこの経済的な負担って一時的なものなんです。

人生全体で考えると、結婚した方が独身より断然経済的に恵まれます。

結婚しないでずーっと独身でいると、将来経済的に破たんするリスクが高まります。

今回は、独身でいることの経済リスクについてお話します。

独身生活は生活レベルが上がりがち

独身でいることの経済リスクの一つ目は、独身は一般に生活レベルが高くなりがちという点です。

理由は単純で、扶養家族がいないからです。

独身は自分で稼いだお金を全部自分のために使うことができます。

しかも、独身でい続ける限り、大きな支出が発生するライフイベントってないんですよね。

ですので、月収を全部使う生活をずーっと続けていても、生活に困らないんです。

「宵越しの金は持たねぇ!!」を地で行けるわけですね。

また、何にお金を使っても文句を言う人は誰もいません。

趣味の車にポンと300万円使おうが、100万円くらいの豪華海外旅行に行こうが、30万円もする英会話教室に思いつきで通い始めようが自由です。

お金の使い方に歯止めがきかないわけですね。

ヘタをすると、定年前なのに貯金はゼロって状況になりかねません。

 

一方、結婚していれば、家族を養わなければならないのである程度計画的に家計管理をせざるを得ません。

さらに、子どもが生まれれば、将来の学費に向けてお金を貯める必要がありますので、ずっと貯金ゼロってわけにはいきません。

また、そもそも独身家庭よりも家計が厳しいので、やみくもに贅沢することができません。

ですので、生活水準を上げずに済むというメリットもあります。

一生独身でいると、もらえる年金が少ない

独身でいることの経済リスクの二つ目は、もらえる年金が少ないことです。

結婚していれば、たとえ奥様が専業主婦でも、年金は二人分もらえます。

(奥様の分の年金保険料を払わなくても奥様は年金をもらえちゃうんです!!)

つまり、夫の厚生年金と妻の国民年金が老後の収入になるわけです。

また、共働き夫婦であれば、夫と妻二人分の厚生年金を受け取れるので、老後資金はかなりゆとりのあるものになります。

 

一方、独身の場合は一人分の年金しかもらえません。

年金二人分で二人家族が生活するのと、年金一人分で一人家族が生活するのとでは、一般に後者の方が生活がキツくなります。

例えば、一人暮らしで生活費が10万円かかるとして、家族が二人になれば生活費が20万円いるかと言えば、そうはなりません。二人暮らしでも16万円程度で十分生活できるんですね。

ですので、独身のまま年金生活に突入すると、家計は苦しくなってしまうでしょう。

まとめ

今回は、独身貴族の落とし穴についてお話しました。

独身は、現役のうちは生活にゆとりがありますが、老後に生活が苦しくなってしまうという傾向があります。

生活水準が高くなりがちなことと、年金が少ないことがこの理由です。

独身の方こそ、しっかりと老後生活に備えて節約に励むべきと言えるでしょう。

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