「語学留学」
英語がしゃべれない人からすると、とてもカッコいい響きですよね。
多くの日本人は英語に苦手意識がありますので、留学に憧れをもっている人も多いんじゃないでしょうか。
「これからはグローバル社会!!英語くらいしゃべれないと」って思って、子供の英語教育に力を入れているご家庭も多いと思います。
もちろん英語教育が重要というのは賛成です。miyaneも散々英語で苦労しました(今もしています)。
ですが、「留学すれば英語がしゃべれるようになる」っていう風潮には賛成できません。
特に1~2カ月程度の短期留学の場合、ほとんど効果は期待できないでしょう。
「英語が全くしゃべれない」レベルの人はなおさらです。
今回は、短期語学留学がオススメできない理由についてお話します。
語学短期留学は決して安くない買い物です。
大切な数十万円を溝板に捨てることがないよう、気をつけましょう。
そもそも時間が短すぎる
まず、僕の経験から言うと、1~2ヶ月という時間は英語を勉強するには短かすぎます。
実際、筆者は大学院生として英語圏の大学に留学した際、5週間の語学学校に通ったんですね。大学付属の。
なかなかいいコースだったんですけど、まあ一ヶ月ちょっとじゃ英語力なんて上がらないですよね。
行っても行かなくても同じだったとまでは言いませんが、数十万円かけてまで行く価値があるかというと疑問ですね。
良かった点は、大学院に入学する前の心の準備が出来たくらいですね。
そもそも、一ヶ月そこらの期間で英語力が向上するなんて虫のいい話なんですよ。
例えば、アメリカとかイギリスに旅行行ったことがある方って結構いますよね。
で、旅行中に英語力なんて上達しました?する訳ないですよね?
1ヶ月間の語学留学なんて、アメリカ旅行4回分くらいのものですよ?
こんなんで英語力が劇的に上がったら誰も英語で苦労なんてしないですよ。
短期語学留学をしても英語力がたいして向上しないのなんて、考えてみれば当たり前なんです。
最低でも一年くらいは現地に住まないと、英語力なんて上達しないです。
結局コツコツ勉強するしかない
語学学校に行くと、様々な国の人とコミュニケーションしながら英語が上達していく、なんてイメージを持ってませんか?
そんな素敵なイメージは捨ててしまいましょう。
もちろん、他の国の人々とコミュニケーションをとる機会は多くありますが、そもそも英語が喋れないと大した経験値になりません。
また、語学留学の授業は講義が中心になります。
基本的な授業の内容は日本での英語学習と同じなんですね。
レベルによっては文法からやり直したりしますからね。
でも、そんなことわざわざ留学しなくても、日本にいながらでも出来ますよね?
しかも、講義って一日中やる訳じゃないんですよ。
1日3時間とかそのくらいなんです。
中学高校と6年間も勉強して英語がしゃべれない人が、たった3時間の講義を1カ月受けただけで英語がしゃべれるようになる訳ないですよね?
結局、語学留学して唯一学ぶのは、「英語をしゃべれるようになるには、コツコツ勉強するしかないんだな」ってことですね。
メリットは「度胸がつく」だけ
じゃあ、結局語学短期留学に行くメリット何なんでしょうか。
強いてあげるとすれば、英語を話す度胸がつくことです。
語学留学すると、強制的に英語をしゃべらなければならない環境になります。
授業の中で、ほかの生徒と話をする機会を作ってくれますからね。
英語が得意でなかろうと、強制的に何かをしゃべらされるわけです。
ですので、(実際にはたいして喋れてなくても)英語がしゃべれた!!っていう自信 (過信?)がつきます。
…とはいってもこの程度のメリットであれば、わざわざ留学しなくてもいいわけです。
日本の語学学校に通ってもしゃべる機会はもらえますし、むしろオンライン英会話でもいいくらいです。
まとめ
今回は、語学短期留学についてお話しました。
正直なところ、語学短期留学はオススメできないお金の使い方です。
料金が高いわりに英語力向上の効果が薄いからです。
ちょっと長めの海外旅行+英語もちょっと学べるよ、くらいの感覚で行くのがいいのかもしれません。