お金の雑学

仮想通貨は投資なの?ギャンブルなの?

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今回は、最近流行りの仮想通貨についてお話します。

ビットコインだとかリップルだとかネムだとか、毎日というくらいニュースで取り上げられていますよね。

実際、僕の周りにも仮想通貨を持っている人は何人かいます。

「みんな買ってるみたいだし、始めてみようかな」って思っている人も多いでしょう。

 

ここで問題になるのが、仮想通貨は投資なのか投機(ギャンブル)なのかということでしょう。

仮想通貨が投資なのであれば、安定的にお金を殖やすことができます。

一方、ギャンブルであれば、利益を出せるのは一部の人で、多くの人は最終的には損をしてしまいます。

 

個人的には、仮想通貨はギャンブルと考えて間違いないと思ってます。

今回は、コインチェックをはじめとする仮想通貨が、なぜギャンブルなのかについてお話します。

そもそも仮想通貨ってなに?

仮想通貨とは、電子的に発行され、特定の国による保証を持たない通貨のことを言います。

円とかドルとかの貨幣と比べてみるとわかりやすいですね。

まず、円やドルは現物の紙幣や硬貨が存在します。これに対して、ビットコインに代表される仮想通貨には「1ビットコイン札」みたいなものは存在しないですよね。

また、円は日本が、ドルはアメリカが発行する通貨です。一方、仮想通貨は特定の国から発行されるわけではありません。ビットコインは、日本の通貨でもアメリカの通貨でもないわけです。

仮想通過はギャンブルです!!

それでは、仮想通貨を買うことは投資なのかギャンブルなのかについて考えてみましょう。

投資とギャンブルの違いは、そこに「儲かる仕組み」があるかないかです。

例えば、株式投資を考えるとわかりやすいです。

株を買うと、配当金をもらえますよね。

配当金を出すのはもちろん企業です。

株を買うということは、「企業から無償でお金をもらえる権利」を買っているわけです。

ですので、株主は企業が利益を出している限りお金を儲けることができます。

ここに株式投資の「儲かる仕組み」があります。

 

同じような仕組みが仮想通貨にあるんでしょうか。

残念ながら、ただ通貨をもっているだけでは「儲かる仕組み」はありません。

ただ単に、円とビットコインなどの通貨を交換しただけですからね。

仮想通貨が値上がりすれば確かに利益になりますが、価格が上がるか下がるかはただの運です。

買う人が多ければ価格が上がり、売る人が多ければ価格は下がります。

ここに「儲かる仕組み」はなく、単に運で儲かるか損をするかが決まります。

儲かる仕組みのない仮想通貨で儲けようとすれば、それは投資ではなくギャンブルでしょう。

今の高騰はバブル!!

「でも、価格が上がり続けるんなら、お金儲けできるんじゃないの?」

こう思っている方も多いんじゃないでしょうか。

一見、この考えは正しいように思えるかもしれませんが、仮想通貨の価格が上がり続けることは恐らくありません。

今仮想通貨は軒並み価格が急上昇していますが、それはバブルと言えるでしょう。

 

なぜなら、ほとんどが「価格が上がっているから」を理由に仮想通貨を買っているからです。

実際、「ビットコインを持っている」人は多いと思いますが、「普段の買い物をほとんどビットコインで払っている」人はほとんどいませんよね。

もともと、仮想通貨は国をまたいで通貨として使うために開発されたものです。

ですが、その本来の使われ方があまりされることなく、価格だけが上昇しています。

「なぜか分からないけど、みんなが買っているから価格が上がっている」状態は、間違いなくバブルです。

 

ちなみに、よほどのギャンブラーでない限り、バブルとなっている金融商品に手を出すのはやめておいた方がいいでしょう。

バブルでは、ごく一部の人が莫大な富を築き上げる一方、大多数の人は大きな損失を被るというのが歴史上の教訓です。

ですので、仮想通貨に対しても、通貨の開発者や本当に初期に購入した一部の人は莫大な利益を得られますが、そうではない方の大多数は、最終的には何らかの損失を被ることになる可能性が高いでしょう。

 

バブルの怖さを実感できる逸話を一つご紹介します。

1720年にイギリスで起こった、南海泡沫事件という株式バブルでの話です。

かの有名なアイザックニュートンも、実はこの株式バブルの被害者です。

バブルの発端となった南海株式会社の株を保有していたニュートンは、一時7,000ポンド儲けたものの、その後の暴落で結果として2万ポンドもの大金を失いました。

2万ポンドは現在価値で約1億円と言われる大金です。

この時、ニュートンは「天体の動向なら計算できるが、人間の狂気までは計算できなかった」という言葉を残したと言われています。

天才的な頭脳を用いても、バブルの騰落を予測することはできなかった、ということですね。

 

ちなみに、バブルの怖さについてもっと知りたければ、「ウォール街のランダムウォーカー」という本がオススメです。

仮想通貨に手を出す前に、一度は読んでおいた方がいいでしょう。


ウォール街のランダム・ウォーカー〈原著第11版〉 ―株式投資の不滅の真理

仮想通貨に将来性はあるのか?

最後に、仮想通貨は今後普及していくのかについてお話したいと思います。

僕は別に仮想通貨に対して造詣が深いわけでもないので、ただの一般人の独り言と思っていただければ幸いです。

 

さて、仮想通貨の今後ですが、「現状のままだと通貨として普及するのは難しい」と個人的には考えています。

この理由は、通貨として使うには価格変動が激しすぎるからです。

 

ドルが通貨として世界的に使われている理由の一つに、価格が安定している、ということがあります。

つまり、昨日は1ドル100円だったのに、今日は1ドル80円になっている、なんてことは基本的にはあり得ませんよね。

世界的に流通している通貨は、あまり短期間で極端に価格が変わることはありません。

これってビジネス上はとても重要だと思うんですよね。

例えばビットコインで物を買ったとして、受け取ったビットコインは最終的には円にする必要があるわけです。

ですので、昨日と今日で価格が何十パーセントも違ったら、ビジネスとしてとても困るわけです。

だって、「昨日1万円の商品を仮想通貨で売ったのに、今日仮想通貨を換金したら、レートが変わって8000円にしかなりませんでした」なんてことが起こりかねないですからね。

こんなことが起こると、お店側が2000円も損しちゃいます。

価格の不安定さが、仮想通貨普及に向けての致命的な欠点であると言えるでしょう。

 

しかも、仮想通貨は、構造上価格が不安定になりやすいんです。

仮想通貨には中央銀行が存在しないので、価格を安定させるのが難しいからです。

例えば、円の場合、中央銀行は日銀になります。

日銀は貨幣の発行量を制御できるので、円が安すぎれば金融引き締め (円の発行量を減らす)をすれば円の価格を高く誘導できます。

反対に、円が高すぎれば金融緩和 (円の発行量を増やす)をすれば円の価格を安く誘導できます。

このように、実物の通貨は、中央銀行によって価格が安定するように制御されています。

しかし、仮想通貨には中央銀行は存在しません。

ですので、その価格は単純に市場原理によって決定します。

仮想通貨を買う人が多ければ価格は上昇し、売る人が多ければ価格は下落します。

基本的に価格をコントロールできないので、価格が不安定になってしまうんですね。

 

個人的には、「価格が不安定」という仮想通貨の欠点が解決されない限り、仮想通貨が本格的に決済手段として普及するのは難しいと考えています。

まとめ

今回は、今流行りの仮想通貨についてお話しました。

結論は単純で、

  • 仮想通貨は投資ではなくギャンブル
  • 今の仮想通貨の相場はバブルなので、痛い目にあいたくなければ手を出さないこと

の2点です。

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