住宅

ペットがいる場合の賃貸事情

ペットを飼っている家庭がどのくらいいるか知ってますか?

だいたい4世帯に1世帯が犬や猫を飼っているそうです (ペットフード協会 2015年全国犬猫飼育実態調査)。

かなり多い割合ですよね。ちなみに、犬と猫は合わせて2000万匹も日本にいるそうです。

最近は猫ブームもありましたし、ペットを飼おうかな、と思っている方もいるんじゃないでしょうか。ですが、ペットと住宅(特に賃貸)って実はかなり頭を悩ませる問題なんです。

今回は、ペットと住宅費の節約に関してお話ししたいと思います。

結論を先に言ってしまうと

  • 家賃を節約したいならペットは飼わない
  • 飼うならペット可の物件にする

です。ちなみに、ペットを飼うことを否定しているわけじゃないです。個人的にはペット大好きですし、実際今も家に毛むくじゃらな家族が一匹います。メッチャかわいいです。あの子がいない生活なんて考えられません。

ここで言いたいのは、ペットを買うにはお金が結構かかるということを理解した上で計画的に飼って下さいねってことです。ペットショップで衝動買いなんて絶対やめてくださいね。お金がかかることを理解した上で、それでも飼いたいってなったら、準備をした後で飼ってください。

ペットを飼うと家賃が上がる

ペットを飼うと家賃が必ず上がります。ここではその理由をお話ししたいと思います。

ペット可の物件が少ない

そもそも、ペット可の物件って少ないんです。年々ペットを飼う世帯は増えているはずなんですが…

なので、賃貸を探すときにえらい苦労します。物件の数が限られるんで、それだけ希望の物件に出会いにくいですよね。

 

何でこんなにペット可の物件が少ないのかというと、恐らく、犬や猫を飼うと家が傷つくというイメージがあるからなんですね。家が傷つくと修繕が大変なんで大家さんが敬遠するんでしょう。

ただ、ベットを飼っている身からすると、必ずしも家を傷つける訳じゃないんですけどね。ウチでは猫を飼ってるんですが、壁で爪を研いだりなんてしません。猫は爪をしまえるんで、フローリングも傷つきませんよ。むしろ子供の方が家を傷つけてるような…

 

もちろん、部屋が傷つくかどうかはペットによります。ウチの子がたまたま家を傷つけない子だっただけかも知れませんしね。ただ、必ずしも「ペットを飼えば家が傷つく」訳でもないので、ペット可の物件が少しずつ増えないかなあと思ってます。

 

…多分叶わぬ願いですが。

ペット可の物件は割高

ペット可の物件は家賃が高いです。ええ、本当に。

体感的にはペット不可の物件よりより5~10%くらい高いような気がします。

実際、不人気で入居者が集まりにくくなってきた物件が、家賃を下げずに部屋を埋めるためにペット可にすることがある、ということを聞いたことがあります。

 

ペット可の物件の家賃が高い理由は、ペット可の物件が少ないからでしょう。

つまり、需要と供給の関係です。

先ほどお話したように、オーナーが嫌がるので、ペット可の物件はあまりありません。

一方、ペットを飼っている人は多いので、絶対的に物件が足りていません。

ですので、ペット可の物件は割高になります。

この傾向は今後も変わることはないでしょうから、ペットを飼う方は家賃が割高になることを覚悟しましょう。

ペット不可の物件でペットを飼うのは論外

ペット可の家賃が高いんだったら、今のペット付加の賃貸でこっそり飼っちゃえばよくね?って方もいるかもしれませんが、絶対にやめましょう

そもそもルール違反ですし、例えば猫の場合は猫アレルギーの方とかもいるので、ペット可の物件以外でペットを飼うのは論外です。犬嫌い、猫嫌いの人も結構います。大家さんだけじゃなく、他の住人に多大な迷惑をかけることを自覚しましょう。

また、ルールに反してペットを飼った場合、退去時の現状回復費用でかなり不利になります。現状回復にかかるお金を全額 (数十万円)請求されても文句は言えないので、そういったリスクも理解しておきましょう。

まとめ

今回は、ペットを飼う場合の賃貸についてお話しました。

基本的に、ペットを飼うという選択は家賃を高くすることになりますので、家計の負担増になってしまうことは事実です。

ただ、それでもペットを飼いたい!!って人は多くいると思います。

ペットを飼うことは家計の負担が大きく増えることを認識したうえで、しっかり準備をした後でペットを迎えましょう。

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