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クレジットカードのポイントって誰が払ってるの?ポイントの仕組みを解説

クレジットカードって使ったらポイントがついてとってもお得ですよね。

なるべくクレカ払いしてポイント貯める!!って決めている強者もいると思います。

そんなお得なクレジットカードですが、何でポイントがもらえるのか不思議に思ったことがある方も多いと思います。

なんで現金払いだとポイントはもらえないのに、クレジットカード払いだともらえるのか?

そもそも誰がポイント分の経費を支払っているのか?

どうやってクレジットカード会社はお金をもうけているのか?

今回はこんな疑問について考えてみましょう。

クレジットカードの仕組み

クレジットカードで支払いをしても、現金で買うのと同じ金額ですよね。

つまり、クレジットカードを使うとき、利用者 (私たち)側は手数料を払ってないんですよね。

じゃあ、クレジットカード会社ってどうやってお金を儲けてるの?っていう疑問がわいてきますよね。

クレジットカード会社はボランティアじゃないんです。もちろんしっかりガッポリ稼いでるんです。

 

どこからお金を稼いでいるかというと、実はお店から手数料をもらっているんです。

だいたい支払金額の3~5%がクレジットカード会社に支払われていると言われています。

例えば、お客さんが1000円の品物を買ったとき、現金で払えばお店側は1000円をそのまま受け取ることができますよね。でも、もしお客さんがクレジットカードで1000円の品物を買った場合、お店側は950円を受け取り、残りの50円は手数料としてクレジットカード会社に払っているんですね。

クレジットカードで買い物されると、お店の利益が減っちゃう仕組みになってるんです。

 

「じゃあ、現金払いとクレジットカード払いで料金変えたらいいじゃん」って思った方もいるんじゃないでしょうか。

現金払いの場合は1000円で売って、クレジットカード払いの場合は手数料分上乗せして1050円で売れば、どちらもお店側の利益は同じになりますからね。

でも、どうやらこれは規約上できないらしいんです。

クレジットカード会社と店側の規約で、現金払いとクレジットカード払いで代金を変えることは禁止されていると言われています。

貰えるポイントは実は自分が払ったお金!!

クレジットカードの仕組みを理解すると、普段もらっているポイントがどこから支払われているのかがよく分かります。

では、実際にお金の流れを考えてみましょう。

まず、消費者が1000円の品物をクレジットカードで買います。

お店側は、そのうち950円を受け取り、残りの50円をクレジットカード会社に支払います。

で、クレジットカード会社は受け取った50円のうち、40円を自分の懐に、10円をポイントとして消費者に渡します。

・・・そうなんです。お店側の手数料の一部が自分にポイントとして帰ってきてるんですね。

で、お店側の手数料は価格に転嫁されているので、結局は自分が払ったお金が自分にポイントとして戻ってきているだけなんですね。

 

クレジットカード会社が頭がいいのが、現金払いとクレジットカード払いで、価格に差をつけてはいけないという規約をお店側に課していることですね。

もし、クレカ払いの方が価格が高ければ、手数料がとられているのがモロバレですからね。消費者側からすると、クレジットカード払いした方が「損」に見えちゃうんですね。

でも、クレカ払いと現金払いとで価格を同じにすれば、クレカ払いが損に見えないんです。

消費者は知らず知らずのうちに(間接的に)手数料を支払っているんですが、それに気づきにくいんですね。

 

しかも、手数料の一部をポイントで返すっていうのが非常に上手いやり方なんですね。

先ほどお話したように、お店側からするとクレジットカードで支払いをされると手数料分損をするんです。

なので、お店側はできるだけクレジットカードを使ってほしくないんです。

 

このままだとクレジットカードを使ってくれる人が増えない!!っていうことで、クレジットカード会社はポイント制を導入しているんですね。

こうすることで、消費者にクレジットカードを積極的に使わせてるんですね。

消費者側からすれば、ポイントがもらえるんであればむしろクレジットカードを使った方が「得」に見えるんですね。

だって、現金で払おうがクレジットカードで払おうが価格は同じなのに、クレカ払いの時だけポイントが付くんですから。

実際には、このポイントは間接的に自分が支払った手数料が一部返ってくるだけなんです。実質的には「得」ではないんですが、「得」に見えちゃうんですね。

このように、「ポイントをつける」っていうやり方で、消費者に「クレジットカードを使う」ことを選択させてるんですね。

で、消費者がクレジットカードを使えば使うほど、クレジットカード会社は手数料が入ってきて、もうけが大きくなるっていう寸法なんです。

ね?とっても良くできたビジネスモデルでしょ?

 

こうして考えると、クレジットカードを使うって行為は、結局のところクレジットカード会社を儲けさせるだけなんですね。

何となく悔しいんですが、でも一消費者としては「クレジットカードを使わない」っていう選択肢はとれないんですね。

例え自分が支払った手数料の一部だとしても、現金払いよりクレカ払いの方がポイント分が得なんですから。そういう仕組みになってしまっているので。

ですので、悔しい気持ちを抑えて、クレジットカードは(無駄遣いが増えない範囲で)積極的に使いましょう。

 

余談ですが、このようなクレジットカードの仕組みを理解すると、クレカ払いに対応していないお店はコスパが高いってことが分かりますよね。

だって、クレカ払いの手数料を払わなくていいんですから。単純計算で3~5%分クレカ払いOKのお店より価格が安いんです。

みなさんの家の近くにコスパの高いレストランってありませんか?「こんなにボリュームがあるのに1000円でいい?」みたいなお店です。

そのようなコスパが高いことをウリにしているお店は、クレカ払いに対応していない場合が多いですね。(個人的な経験上)

ですので、コスパを求めるなら、敢えてクレカ払いに対応していないお店に行って、現金払いするってやり方もアリですね。

まとめ

今回は、クレジットカードのポイントの仕組みについてお話ししました。

クレジットカードのポイントは、間接的に自分が支払った手数料の一部がキックバックされているものです。

支払った手数料の大部分はクレジットカード会社に行くので、クレジットカードを使えば使うほどクレジットカード会社が儲ける仕組みになっています。

ですが、「クレカ払いと現金払いは価格が同じ」という規約のため、結局「現金払いよりクレカ払いの方がポイント分お得」っていう結論になります。

ですので、無駄遣いが増えない程度に積極的にクレジットカードを使って、ポイントをもらいましょう。

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