家計管理を始めると、
って思う方も多いでしょう。
U-CANにも、「FPを取れば家計管理できるようになる!」なんて書いてありますしね。
また、日本FP協会のHPにも家計をチェックできるバランスシートが公開されているくらいですし、「FP=貯金に役立つ」っていうイメージがありますよね。
でも、本当のところはどうなんでしょうか?
本当にFP資格を取れば、家計管理がうまくいくようになるんでしょうか。
今年FP2級を取得した、出来立てホヤホヤの新米FP miyaneが、本当のところをお話します。
FP2級を取って感じたメリット
まずは、FPを取って良かったなぁって思う点についてお話したいと思います。
家計管理や投資の知識が増える
FP資格の醍醐味ですね。保険や不動産、株式や税金について、色々な知識を学ぶことができました。
僕はこんな『節約ブログ』なるものを運営しているので、こういった知識は人より多い方だと思ってたんですね。
でも、やっぱり知識はかなり偏っていて、例えば不動産とか税金に関しては、本当に知らないことばかりでした。
例えば、相続税の計算。
FP2級の試験ではよく出題される問題なんですが、家計管理が得意な人でも、相続税の計算ができる人ってあまりいないんじゃないでしょうか。
もちろん、僕もできませんでした。
ですが、相続税はライフプランを考える上でもとっても重要な知識ですよね。生命保険の掛け金にもかかわってくる話ですし。
保険についても、知らない知識がたくさんありました。
特に、企業が加入するような保険については、初耳の言葉ばかりでした。
長期平準定期保険って聞いたことありますか?僕はFPの勉強で始めて知りました。
FPの資格取得に向けて勉強することで、家計管理に関わるあらゆる知識を包括的に学ぶことができます。
これは大きなメリットでしょう。
ブログのプロフィールにFP2級って書けた
これはかなり特殊な事例かもしれませんが (笑)…
このブログのプロフィール欄に『2級ファイナンシャル・プランニング技能士』って書けたのが大きなメリットでしたね!
だってほら…ハクがつくじゃないですか、ブログに。
どんな人が書いてるか分からない節約ブログより、ちゃんとFP2級を持ってる人が書いてるほうが説得力あるじゃないですか。多分。
FP資格は仕事に役立つのか?
「就職や転職に有利になる」とか、「FP取ると給料が上がる」って言う話、一度は耳にしたことがあるでしょう。
実際のところ、FP資格は仕事で有利に働くんでしょうか?
正直なところ、『人による』というのが個人的な感想です。
ちなみに、僕の場合は全っ然仕事の役には立っていません!!
そもそも、僕の勤めている業界はFPとは全く無関係です。
ですので、転職に有利になることも、給料が上がることもありません。
完全に趣味で取得した資格です。
一方、勤めている業界によっては、FP2級を取れば1万円給料が上がる、なんていう会社もあるでしょう。
また、保険会社に勤めている人は、FP資格を持っていることが必須でしょうし、上級資格を取れば箔もつきます。
ですので、FP資格が仕事に役立つかどうかは、勤めている業界によるでしょう。
FP資格を取ればスグに貯金上手、というわけではない
最後に、FP資格について一つだけ忠告です。
FP資格をとっても、家計管理が上手になるわけではないので、注意しましょう。
結局のところ、いくら知識を勉強しても、それを活かせなければ意味はありません。
実際、保険の販売員さんはFP資格を持っている人がほとんどでしょう。彼らはみんな、貯金上手なのでしょうか?
もちろん、そんなわけありませんよね。
家計管理の知識を持っていることと、実際に正しく家計管理できることは全く別です。
また、FPの試験では、企業の税金や保険、不動産の知識まで、幅広い内容が出題範囲になる点にも注意が必要です。
ですので、FP資格を取るためには、家計管理と直接は関係ない知識を学ぶ必要があります。
「家計管理だけを勉強したい!」って方には、あまり向いていない資格かもしれません。
まとめ
今回は、FP2級は役に立つのか?についてお話しました。
家計管理の知識が増えるという意味で、FP資格を取るメリットは大きいでしょう。
ですが、知識が増えたからと言って、すぐにお金が貯まるようになるわけではありません。
貯金を増やすには、結局は『実践』が一番重要ですので、そこをはき違えないようにしましょう。