節約って言うとちょっと語弊があるように思いますが、今回は無駄なお金をかけずにペットと楽しく暮らす方法についてお話します。
ペットって本当にかわいいですよね。一緒にいるだけで幸せな気持ちになれます。
でも、その分ついついお金をかけ過ぎちゃうんですよね。
犬とか猫用のオモチャとか服とかつい欲しくなっちゃいますよね。
でも、残念なことにペットは高齢になってくると病気になったり怪我をしたり、医療費がかかってくるのも事実です。
そんなときに「服とかおもちゃにお金をかけ過ぎちゃって医療費が払えない!!」なんてことになったら悲劇ですよね。
ですので、ペットとの生活を楽しみながらも、無駄なお金を使わないようにすることが重要です。
今回は、ペット (主に犬や猫)を飼うときにお金を無駄に掛けすぎないポイントについて紹介したいと思います。
兼業ブリーダーからペットを買う
最初にペットをどこで買うべきかについてお話します。
個人的にオススメなのは、兼業ブリーダーから直接買うことですね。
まず、ペットショップで犬や猫を買うのはオススメしません。
販売員の人件費や店舗の賃料がペットの販売価格に上乗せされていますので、はっきり言って値段がメチャメチャ高いです。
あと、個人的にはペットの店頭販売自体にそもそも反対なんです。
まず、お客さんが衝動買いする可能性があります。ペットの受け入れ準備が整ってない家庭に行く犬や猫はかわいそうですよね。
あと、売れ残ったらどうするんだろ?という疑問もありますよね。ペットがたくさん売れ残ってしまった場合に、ペットショップがすべての犬や猫の面倒を見切れるとは到底思えません。
ですので、そもそもペットショップっていう形態自体が望ましくないんじゃないのかなって思うんです。
まあ、この話は置いといても、経済的な面からペットショップで犬や猫を買うのは選択肢としてありえないでしょう。
じゃあ、どこからペットを飼うのかというと、ブリーダーから直接買うことになります。
でも、ブリーダーなら誰でもいいかというと、そうでもないんですね。
ブリーダーには専業と兼業があります。
専業ブリーダーはブリーダーとしての収入のみで生計を立てている方です。
兼業ブリーダーはブリーダー以外に仕事をしており、収入が他にもある方です。
(なお、主婦兼業ブリーダー (旦那さんの収入が別途ある)の場合も、ここでは兼業ブリーダーと呼びます。)
個人的には兼業ブリーダーからペットを買うことをオススメします。
理由は単純で、ペットの売買にブリーダーの生活がかかっていないからです。
ですので、価格も良心的で、手間暇かけて子猫や子犬を育てている場合が多いからです。
兼業ブリーダーは、採算がとれなくても生活には困りません。ほかに収入がありますからね。
一方、専業ブリーダーの場合は、利益を上げることが必須なんですね。生活が懸かってるんで。
ですので、ペットの販売価格はどうしても高くなってしまいます。
また、残念ながら自身の生活のためにペットの体のことよりも利益を優先してしまうブリーダーもいるでしょう。
ひどい場合だと、母親の負担が大きくなることを承知で年に何回も出産させたり、ワクチン代を節約したりする悪質な場合もあるようです。
もちろん、全ての専業ブリーダーが悪徳ブリーダーなわけではありませんが、少なくとも経済的な面からは兼業ブリーダーから購入した方がメリットは大きいでしょう。
良いブリーダーの選び方って結構難しいんですが、国際的なキャットショーやドッグショーで活躍されているブリーダーさんから選ぶっていうのも一つの手です。
猫の場合はTICAとかCFAとかですね。
このようなブリーダーさんは、少なくとも営利目的で犬や猫の繁殖をしていないからです。
「そんな有名な人からペットを買ったら高くなるんじゃ?」って思うかもしれませんが、必ずしもそんなことはありません。
miyane家では、キャットショーの審査員をしてたり、何匹もキャットショーでタイトルを取っているブリーダーさんから猫を買ったんですが、なんとたったの10万円で譲っていただきました。
(ちなみに、こういったブリーダーさんから猫を譲り受けるときは、「養子縁組料」って言います。)
なお、こういったブリーダーさんのHPには養子縁組料は記載されていない場合が多いです。
値段がいくらか分からないと怖い…って思うかもしれませんが、メールで問い合わせればすぐに教えてくれますので安心してください。
ペットの健康に気を使う
ペットを飼うときに一番大きい支出が何かというと、医療費なんですね。
なので、ペットが大きな病気にかからないように細心の注意を払うことが重要です。
まず、ペットの食事には気を使いましょう。
基本中の基本ですが、人間の食べ物を絶対にあげずに、良質なペットフードをあげるようにしましょう。
総合栄養食のペットフードは、ペットにとって必要な栄養素がすべて含まれている食べ物です。
ですので、ペットは総合栄養食のペットフードだけで健康に過ごすことができます。
一方、人間のご飯はペットにとっては毒のようなものです。
人間が食べるものに含まれる添加物はペットにとっては有害な場合が多いですし、なにより塩分が強すぎて、腎臓に負担がかかってしまいます。
また、人間が食べても大丈夫なのに、ペットが食べると危険な食べ物もあります。
例えばネギやユリは、猫が食べると最悪の場合死んでしまうほど危険な食べ物です。
人間の食事はペットに絶対にあげてはいけません。
食事以外にも、飼い主としてペットの健康を守るためにできることはたくさんあります。
例えば、猫の場合ですと完全室内飼いにすることも健康上重要です。
2016年度全国犬猫飼育実態調査によると、完全室内飼いの猫の平均寿命は15.81歳なのに対して、室内飼いでない猫の平均寿命は13.26歳であり、約2.5歳もの差があります。
また、飼い主がたばこを吸う家の猫の方がそうでない猫に比べてリンパ腫に罹患するリスクが3.3倍になることもわかっています。
猫の室内飼いを徹底したり、タバコを吸わないなどの飼い主のほんの少しの努力でペットの健康を守ることができます。
まとめ
今回は、ペット費を抑える方法についてお話しました。
まず、ペットを購入する際は、兼業ブリーダーから買うようにしましょう。
また、ペットの健康に気を遣うことで、莫大な医療費が発生するリスクを抑えましょう。