節約するならコンビニに絶対行っちゃいけないっていうイメージありませんか?
確かに、コンビニって割高ですよね。
500mlペットボトルの飲み物だって150円くらいしますしね。
節約に気をつけている人だと「150円は高い!!スーパーだと100円以下で買える!!」って思っちゃいますよね。
他にも、大抵のものがスーパーやドラッグストアより高いですからね。
ですが、節約をする上で「禁コンビニ」ってそこまで効果ないんです。
もちろんコンビニに行かないに越したことはないんですが、ストレスを抱えてまで「禁コンビニ」する必要はありません。
コンビニに行くこと損失を計算してみる
コンビニに行くことでどの程度のお金の無駄遣いになるかを計算してみましょう。
マルハニチロのコンビニエンスストア利用実態調査 2013によると、コンビニの利用頻度で最も多いのは週に2~3日で、全体の24.7%だそうです。
次に多いのが、週に1日程度の利用で、全体の18.4%ですね。
また、コンビニの1回あたりの購入金額では、最も多いのが500~599円で、全体の31.1%を占めます。
また、次に多いのが1000~1599円で、全体の26.6%ですね。
今回はこのデータに基づき、具体的なケースを想定してコンビニの支出を試算してみましょう。
週一回500円をコンビニで使う場合
週一回500円をコンビニで使う状況を具体的に想像すると…
「OLとして働く独身女性が、週一回の自分へのご褒美として、金曜日の夜にコンビニスイーツ500円を購入する」というようなケースでしょうか。
…コンビニスイーツ、美味しいですよね。うちの嫁さんも大好きです。
もし「節約のためにコンビニ行くの禁止!!」とか僕が言ったら、間違いなく嫁さんは発狂しちゃいますね。
このケースのコンビニ支出がどの程度になるのか簡単に計算してみましょう。
週一回500円程度の支出だと、1か月あたり大体2000円程度の支出ですよね。
この程度の支出であれば、家計に打撃を与えるというものではないので、別に禁コンビニにする必要もないと思う方が大半じゃないでしょうか。
むしろ、節約だからと言ってコンビニスイーツ禁止とかにするのはあまりにもかわいそうですし、逆にストレスが貯まっちゃいますよね。
毎週のプチ幸せのための支出でもあるので、このような支出は削らない方がよいでしょう。
1000円を週3回コンビニで使う場合
週3で1000円をコンビニで使う状況としては…
「共働き子なし家庭で、お互いの仕事が忙しく、月火木は二人とも夜8時まで残業。ご飯を作る時間がないので、月火木はコンビニの500円弁当×2で済ませている」という感じですかね。
このケースですと、1週間あたり3000円の支出で、1か月あたり1万2千円になりますね。
さすがに週3もコンビニに通ってると、結構大きな額になっちゃいますね。
この額だと節約すべき!!と思う方もいるかもしれませんが、もう少しフェアに計算してみましょう。
というのも、このケースでは週3で夕食をコンビニで買った場合の支出を計算しましたが、コンビニを使わなくても夕飯を食べる必要はありますよね (当たり前ですが)。
仮に2人分の夕食に一食当たり500円かけて自炊しているとすると、コンビニを使うことによる損失って一回当たり1000円-500円 = 500円ですよね?
こう考えると、1か月あたりでも6000円程度の損失になります。
この程度の金額であれば、ムリして残業後に家でご飯を作らなくてもいいんじゃないでしょうか?
共働き夫婦で仕事が忙しいと、コンビニでご飯をすませたりするのはある程度仕方がないことだと思います。
まとめ
一般に、「コンビニは節約の大敵!」というイメージがあるかと思います。
ですが、実際に毎月の支出額を試算してみると、コンビニを使っても印象ほど無駄遣いが増えるわけではないんですよね。
週1日でスイーツを買う程度なら月2000円、週3で2人分の夕食を作る場合でも月6000円です。
小さな支出ではないので、必要ないのであれば節約すべきですが、生活の楽しみになっている場合などはムリに削る必要はないでしょう。
「コンビニは節約の大敵!」というイメージを鵜呑みにせず、実際にいくら支出が増えるのかを考えることが重要です。