分譲マンションを始めて見学に行った時のことです。
営業担当者の方から
「2、3件程度見学してどれを購入するか決めちゃった方がいいですよ。あまり見学しすぎると迷い出しちゃって決められなくなりますから」
って言われたことがあります。
当時はそんなもんかな~なんて聞き流してたんですが。
で、その後このアドバイスをガン無視して、20件近くマンションを回ってみました。
その経験上、断言できます。
マンションを買う前に、一年近くかけて沢山の物件を見た方が絶対にいい
です。
不動産会社のアドバイスは無視するのが正解でしょう。すぐに物件を決めてしまうと、絶対に損をします。
なぜ、住宅地購入前にたくさん物件をみないと損をするのでしょうか。今回はその理由についてお話します。
後で買ったほうがお得な場合が多い
マンションが値引きされる場合がある
マンションを見学して数ヶ月たつと、こんな感じのチラシが家に届くことがあります。
価格改定!!
4580万円 → 4280万円
○月×日価格交渉会開催!!
マンションって売れ残ると結構値下げするんですよね。
で、その値引き価格の広告を以前マンションの見学にきてくれた人に送ってくるんです。
個人時にも何件か値引き価格の広告をもらいましたが、300~500万円程度値引いてるものが多かったです。
しかもですよ。中には「価格交渉会」なんて文言が広告に入ってたりするんですよね。
更に値引く気満々なんですね。
そもそも、不動産会社は売れ残った物件は値引いてでも早く売りたいんですよ。
だって、営業するのにもコストがかかるからです。人件費もそうですし、広告費もそうです。
マンションの部屋を売り切らなければずーっと人件費・広告費がかかりつづけるんです。
人件費だけでも毎月一人当たり3~40万円かかりますよね。
だったら、価格を下げてでも早く売りたいはずですよね。
ですので、マンションを見学してから数か月後に、かなりの確率でお得なオファーが届くでしょう。
家具付きモデルルームが販売されるケースも
また、マンション内にモデルルームを展示しているケースですと、最後に売れ残るのがモデルルームになります。
当たり前ですよね。モデルルームを先に販売しちゃったら、残りの部屋が売れなくなっちゃいますからね。
で、最後のモデルルームも売り出すんですが、これが結構お得なんです。
モデルルームって、見栄えを良くするために色々オプションがついてるじゃないですか。
キッチンがアップグレードされてたり、立派なテレビボードがついてたり。
これが全部家と一緒についてくるんです。もちろん家具もついてきます。
しかも、価格も低く抑えられていることが多いんですよね。
モデルルームとはいえ、色々な人が入っている部屋ですからね。やはり少し値引きをするみたいです。
モデルルームみたいなオシャレな家に住みたい!!って人は狙ってみるといいと思います。
ただ、モデルルームの家具はかなり現実的じゃない (実際住むと絶対住みにくい)ので、その点は注意が必要です (笑)
本当に買うべきか考えるようになる
たくさんの物件を見学するもう一つの利点は、本当に家を買うべきか考えるようになることです。
かくいう私も、最初は「いつかは家を買おうかな~」って思いながら最初のマンションを見学に行ったんですね。
で、マンションを見た後、やっぱり「ここじゃない」って思って買わないわけですよ。
マンションを買わないってことは結局「今の賃貸の方がいい」ってことなんですよね。
で、たくさんのマンションを見ても、やっぱりしっくりこなくて買わないんですよ。
すると、「結局賃貸がイイ」ってのが答えなんじゃない?って思えてくるんですよね。
これはmiyaneの個人的な経験にすぎませんが、物件を見ることで自分が住宅に求めていることは何なのか、考えるきっかけになると思うんですよね。
ですので、物件はたくさん見た方がイイと思っています。
まとめ
今回は、住宅購入までにどれくらい物件の見学にいくべきかについて考えてみました。
個人的な考えとしては、物件は時間をかけてたくさん見た方がいいと思っています。
後々お得な情報がもらえる場合もありますし、自分が本当は賃貸派なのか購入派なのか考えるいいきっかけにもなります。