最近減ってきましたが、まだまだタバコを吸う人って多いですよね。
個人的にはタバコを吸うのは(人に迷惑をかけなければ)自由だと思うんですが、タバコの煙がメッチャ嫌いな人って結構いるんですよね。
ちなみに、miyaneの嫁さんは本当にタバコがキライで、喫煙可のレストランとかでタバコの匂いがすると露骨に不機嫌になります(笑)。
個人的には「そこまで気にしなくても」って思うんですが、本当にイヤみたいですね。我慢できないらしいです。
ですので、個人時にすっごく美味しいお店を見つけても、そこが喫煙可だったりすると二度と行ってくれないんですよね。残念。
あれ?そういう意味では喫煙者は間接的に僕に迷惑をかけてるんじゃ…
いやウソです。たばこ嫌いな嫁さんをタバコ可のお店に連れて行く僕が悪いんです。タバコ吸うお客さんもお店も何も悪いことしてないですからね。悪いのは僕だけです。
早く飲食店全面禁煙の法律出来ないかな…
こんな余談はさておき、たばこを吸う人(とその奥さんまたは夫)が気になるのは、このままタバコを吸い続けるといくらお金がかかるのか?じゃないでしょうか。
「そんなん計算したら分かるわ」って思ったかも知れませんが、たばこを吸うことによる経済損失って結構複雑なんですよ。
だって、
- 当たり前ですが、たばこ代を払う必要がありますよね
- 生命保険などの保険代が上がりますよね
- 平均寿命が短くなりますので年金を貰い損ねますよね
これだけ家計に影響があるんです。これらの損失をすべて合計するといくらになるのか、気になりませんか?
それでは、たばこを吸うことによる家計ダメージが一生のうちでどのくらいの金額になるのかを試算してみましょう。
たばこ代の総額
20歳から1日1箱のたばこを吸う場合で試算してみましょう。
たばこは1箱400円としましょう。(今後欧米みたいにやたらと金額が上がる可能性もありますが、今回は値上げはないものとして試算します。)
すると、一月当たり約1万2000円の支出になります。1年だと14万6000円もの支出になります。
結構大きい金額ですね。国内旅行に2~3回くらいは行けちゃいますからね。
たばこを吸う人の平均寿命についてですが、ファイザーの禁煙啓発サイトを参考にしましょう。
このサイトによると、たばこを吸う人は吸わない人よりも10年寿命が短いそうです。
ですので、平均寿命マイナス10歳の71歳までたばこを吸うと仮定すると、20歳から71歳までの51年間で744万6000円もの金額を使うことになります。
総額にすると途方もない額になっちゃいますね。
生命保険への影響
たばこを吸うと生命保険が高くなるっていうのはよく聞く話かと思います。
生命保険会社によって保険料がどれだけ変わるのかは異なります。
中には喫煙をしていても全く変わらないものもあれば、1000円程度変わってくる場合もあります。
今回は、子供が生まれてから大学を卒業するまでの22年間生命保険に入っている場合を想定してみましょう。
すると、1000円×12か月×22年 = 26万4000円
になります。こちらもなかなかバカにできない金額ですね。
年金をいくらもらい損ねるのか?
先ほど、喫煙者は禁煙者よりも10年寿命が短いという話をしましたね。
これってつまり、年金をもらえる期間が10年も短いってことですよね?
男性の平均寿命は81歳なのに対して、喫煙者の場合は71歳になります。
65歳から年金を受け取るとすると、非喫煙者は16年間年金を受け取れますが、喫煙者はたったの6年しか年金を受け取れません!!
これはかなりの損ですよね。
22歳から60歳まで厚生年金に加入し、平均標準報酬月額が30万円だった場合、65歳からの年金額は年額約155万円になります。
ですので、10年間でもらい損ねる年金額は、なんと1550万円にも上るのです。
たばこを吸うことで損失の総額は?
たばこを吸うことの損失は、大きく分けて「たばこの購入代金」「保険料の上昇」「年金の貰い損ね」の3つになります。
たばこの購入代金は生涯で744万6000円、たばこを吸うことで余分に支払わなければならない生命保険の総額は26万4000円、もらい損ねる年金の総額は1550万円になります。
これらの金額を全部足すと、2321万円にもなります!!
たばこを吸うことで、総額2000万円以上損するとは…
かなり衝撃の試算結果になってしまいましたね。
まとめ
今回は、たばこを吸うことの損失についてお話しました。
試算の結果、総額2000万円以上もの損失になることが分かりましたね。
たばこは健康に悪いだけでなく経済的なコストも大きいです。