通勤定期を持っているサラリーマンってかなり多いんじゃないでしょうか。
特に職場が東京や大阪などの都市圏の場合、車通勤を認めていない会社も多いので、通勤は電車やバスなどを使うことになると思います。
実はこの定期券、ちょっとだけお得になる小技があるんです。
最初に言っときますが、そんなに大したことないです。本当に小技です。
これで家計が劇的に改善!!っていう話ではないんですが、ちょっぴりお得感のある方法なので、ぜひご覧ください。
なお、上級者向けの通勤定期のお得な活用法については、こちらの記事をご覧ください。
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通勤定期をお得に使う節約術: 2区間定期を活用しよう
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通勤定期ってなに?
さすがに通勤定期を知らない人はいないと思いますが、一応説明しておきます。
通勤定期とは、主に通勤目的のための定期乗車券のことです。
例えば、6か月定期を東京-品川間で買った場合、6か月間東京-品川内の駅の乗り降りが自由になります。
つまり、東京で乗って品川で降りてももちろんお金がかかりませんが、その間の駅の新橋で乗って田町で降りてもタダになります。
また、通勤定期は「主に」通勤目的のためのものです。
別に通勤目的に限られるわけではありません。誰がどこの区間を買ってもいいんです。
つまり、家は南浦和で勤務先が東京だったとしても、全然関係ない品川から横浜までの通勤定期を買っても問題ありません。
今回の話はココがポイントになります。
通勤定期をお得に使う方法
まずは実際の例を見てみましょう。
Aさんは横浜に住んでいて、勤務先が有楽町駅近くにあります。
横浜から有楽町までの通勤費は550円、6か月定期で66,700円です。
Aさんには3歳の子供がいて、桜木町にある野毛山動物園によく遊びに行きます。
そこで、どうせならと思って通勤定期を有楽町から桜木町まで伸ばしてみました。
桜木町から有楽町までの通勤費は550円、6か月定期で66,700円です。
なんと定期間を伸ばしたのに定期代は全く変わりませんでした!!
つまり、通勤経路通りの「横浜-有楽町」で定期を買うのではなく、「桜木町-有楽町」で買えば、「横浜-桜木町」の電車代が無料になってしまうのです。
このように、バカ正直に通勤経路をそのまま定期券で購入するのではなく、最も交通費が得するように定期券を購入するのが賢い定期券の買い方なんですね。
「コレって倫理的にアリなの?」って思う方もいると思いますが、問題ありません。
まず、先ほどお話したように、通勤定期は通勤区間以外の経路を買っても問題ないですので、鉄道会社から怒られることはないです。
また、会社に申請した通勤経路と定期券が一致しないけど問題ないのか?という疑問に関しても、問題ありません。理由は、通勤経路を含む形で定期券を購入しているからです。
つまり、「横浜から有楽町という通勤経路の定期代を買って、さらに自腹で横浜から桜木町区間を伸ばしている」って考えればいいんです。問題なさそうでしょう?ただ、自腹金額が0円なだけです。
ちなみに、鉄道会社は不親切なので、同じ定期代で区間が伸ばせることを教えてくれません。
通勤区間と定期代を自分で調べて、一番お得になる区間を自力で見つけ出さなければなりません。
まとめ
今回は、通勤定期をお得に利用する方法についてお話しました。
正直、これを実践することで家計が劇的に改善するといった類の節約法ではありませんが、心理的にはとても得した気分になります。
皆さんもぜひお得に定期券を使ってみましょう。
また、応用編として、2つの鉄道会社をまたがる場合の節約方法についても記事にしましたので、こちらも参考にしてください。
キーワードは「2区間定期」です。
ポイント
- 定期券は、通勤経路を超えて購入しても問題ない
- 経路を伸ばしても定期代が変わらない場合がある
- 同じ金額でできるだけ多くの駅を含むように定期区間を設定するのが一番お得