共働き夫婦向けの家計管理法として、家族の支出を3つの財布に分けて管理するmiyane式3つの財布貯金法を紹介しました。
詳しくはこちらを見ていただきたいのですが、miyane式貯金法を簡単に説明すると、
- 月々使えるお金 = 夫婦の収入 - 固定費 - 貯金予定額、として毎月の予算を決める
- 予算を、食費や日用品を支払う共通財布、妻の小遣い・携帯代などを支払う妻財布、夫の小遣い・携帯代などを支払う夫財布、の3つに分割し、管理する
- 家計簿はつけずに、ただ単に月末までにそれぞれの財布が空にならないように支出を管理する
という家計管理方法です。
ここでは、そのメリット・デメリットについてまとめたいと思います。
miyane式貯金法のメリット
面倒臭くないので長続きできる
一つ目のメリットとして、家計簿をつける必要がなく、面倒くさくないという点が挙げられます。
家計管理で一番避けなければいけないことは、長続きしないことです。
当たり前の話ですが、年間50万円の貯金を10年続けたほうが、年間150万円の貯金を3年続けるより、貯金が貯まりますよね?
確かに、家計簿をつけてガチガチに家計管理したほうが、一年間の貯金額は多少増えるかもしれません。
ですが、トータルの貯金額を最大化することを考えると、一年間の貯金額を増やすことよりも、長く続けられることを優先すべきです。
お金の使い方に自由度があり、窮屈感がない
miyane式3つの財布貯金法では、食費や小遣いなどの細かい費目ごとに予算を決めません。
決めるのは、共通財布、妻財布、夫財布の3つの財布の予算だけです。
それぞれの財布の予算内であれば、何にいくら使うのかは自由に決められます。
昼食は何でもいいから小遣いがもっと欲しい!!って人は、平日の昼食を弁当にして昼食代を浮かし、その分小遣いに使えばいいんです。
ほかの支出を我慢すれば、自分の好きなことに多くのお金を使えるわけですね。
このような仕組みにより、家計の窮屈感が少なく、支出にメリハリがついた健康的な家計になっていくわけです。
ちなみに、miyane式を使えば、全部の支出がちょっとずつ割高な、いわゆるメタボ家計になる心配はありません。
各財布の予算があらかじめ決められているので、メタボ家計の場合はすぐに予算オーバーになっちゃいますからね。
強制的にお金が貯まる
miyane式では、貯金するお金を収入から引いた後に、毎月の予算を決めます。
いわゆる先取り貯金をしているわけですので、強制的にお金が貯まります。
ですので、あればあるだけお金を使ってしまうという性格の方も、計画的に貯金ができます。
miyane式貯金法のデメリット
一方、残念ながらmiyane式貯金法にもデメリットがあります。
一つ目は、財布が"3つ"あることです。
このため、夫婦のどちらか一方が2つの財布を、もう一方が1つの財布を管理します。
つまり、家計管理の負担が平等ではないのです。
また、もう一つのデメリットは、食材などの買い物をするときに共通財布を持っていなかった場合に清算が面倒くさいことです。
例えば、妻が共通財布を管理している場合に、仕事帰りの夫に食材の買い物をお願いするときです。
共通財布は妻が管理しているので、夫は共通財布を普段持っていません。
そのため、夫はいったん自分の財布で食材を買った後、家に帰って立替払いを清算しなければいけません。
これが頻繁に続くと、少しばかり面倒です。
これらのデメリットにはどう対処すればよいのでしょうか。
まず、一つ目のデメリットに関してですが、これはもう夫婦どちらかが我慢するしかないです (笑)。対処法なんてないです。我慢しましょう。
二つ目のデメリットに対しては、
- 献立を一週間単位で立てて置き、食材を休日にまとめ買いする
- 日用品は常に一つだけストックを持っておく
ことを心がければ、大抵解決します。
食材をまとめ買いしておけば、平日の仕事帰りとかに食材の買い物をすることがそもそもなくなります。
また、日用品のストックを持っておけば、「トイレットペーパーが切れた~」って場合も、とりあえずストックでその場をしのぎ、後日財布をもって買いに行けばいいわけです。
まとめ
miyane式3つの財布貯金法のメリットは、
- 節約が長続きできる
- お金の使い方に自由度があり、窮屈感がない
- 強制的に貯蓄できる
の3点です。
一方、デメリットとしては、
- 夫婦どちらかに家計管理の負担が偏る
- 買い物をするときに共通財布を持っていないと、清算処理が面倒な場合がある
の2点が挙げられます。
miyane式貯金法はメリット・デメリット双方ありますが、メリットの方が総じて大きいとmiyaneは考えます。