「金持ちになるためには長財布を持て」って話、一度は聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
このような、金持ちになるためには○○をしろ!!みたいな話って沢山ありますよね。
他にも、「お金は使えば使っただけはいってくる。金持ちになるためにはまずはお金の使い方を知れ」とか、「金持ちになるためには靴に金をかけろ」とか、「お札は向きをそろえて財布に入れろ」とかいった話もありますね。
では、こういった話を信じれば、本当にお金持ちになれるんでしょうか?
個人的には、この類いの話は全部嘘っぱちだと思っています。
それでは、なぜ「○○すれば金持ちになれる」類の話を信じてはいけないのかについてお話します。
因果関係が逆
まず、この手の話は全部因果関係が逆なんです。
因果関係が逆ってどういうこと?って思う方がほとんどだと思うので、簡単な例を上げて説明します。
「警察官が多い地域は犯罪率が高い」っていうデータがあったとします。
フツーに考えると「犯罪者が多い地区だから警察官を増やした」ってことですよね。
ですが、「いやいや、警察官が多い方が犯罪率が高いんでしょ?警察官を減らせば犯罪は減るはず!!」って言う人がいたらどう思います?
「は?なに言ってんの?」って思いますよね。
このように、原因と結果を逆にとらえて解釈することを因果関係の逆転って言います。
「長財布にすれば金持ちになる」って話も、因果関係の逆転なんです。
この話って「金持ちの多くは長財布を使っている→なので長財布を使えば金持ちになる」っていう主張なんですよね。
でも、本当はそうじゃなくて、金持ちの人はお金を使う額が大きいから、お札がたくさん入る長財布を好んで使うってだけなんですよね。
なので、そもそもお金がない人が長財布を無理に使っても意味ないですし、長財布にしたからといってお金持ちには決してなれません。
同様に、「いい靴を履けば金持ちになる」って話も因果関係が逆です。
いい靴を履いていれば何か不思議な力が働いてあなたを金持ちにしてくれる訳ではありません。
ただ単に「金持ちは経営者である場合が多く、ビジネスのたしなみとして高級な靴が経費として必要」ってだけだと思います。
タネを明かせば「なんじゃそりゃ」って話なんですが、意外と因果関係の逆転に気付きにくいんですよね。
このような胡散臭い話には騙されないように注意しましょう。
長財布を持ってても金持ちじゃない人がたくさんいる
「○○したら金持ちになる」って話は全部因果関係が逆なんですが、それを簡単に確かめる方法があります。
それば、身近な「○○している」人が金持ちかどうかを考えてみることです。
例えば、女性って長財布率が高いですよね。
miyane嫁も長財布を使ってますね。
会社の同僚や友達にも長財布を使っている方はそこら中にいるでしょう。
「長財布にすれば金持ちになる」理論がもし正しければ、身近な女性のほとんどが金持ちになっちゃいますよね。
で、みなさんの回りの女性はみんなおかねもちですか?
そんなわけはないですよね。
これはつまり「長財布にすれば金持ちになる」理論が嘘っぱちだって言うなによりの証拠です。
まとめ
今回は、「○○したら金持ちになれる」という話が本当なのかについてお話ししました。
残念ながら、この手の話は嘘っぱちですので、実践しても効果はありません。
地道に節約生活に取り組み、資産運用でお金を増やしていくのがお金持ちになる近道でしょう。