共働きのカップルが結婚を決めたとき、まず最初にやるべきなのはお金について話し合うことです。
結婚後は家計が一緒になるので、結婚前とは全く別物だからです。
結婚前は、それぞれが別の部屋で住んでいて、家計は全く別々の場合が多いですよね。
仮に同棲していても、家賃や光熱費などは折半して、それ以外はお互いが自由にお金を使うというようなやり方をしているんじゃないでしょうか。
どちらにしても、家計自体は二人で別々ですよね。
結婚前であれば、このような夫婦別々の家計管理をしても問題ありません。
しかし、いったん結婚すると話は別です。
このようなやり方ではなかなか貯金が出来ず、子供が産まれたり妻が退職したりすると家計が破綻してしまうからです。
共働き家庭が生涯お金に困らない生活を送るためには、結婚を機にお金について夫婦で十分話し合うことが重要です。
今回は、結婚前に夫婦で話し合うべき3つのことについてお話します。
妻はいつまで働くか
結婚を決めたらまず最初に話し合っておくべきなのが、妻がいつまで働くかです。
結婚後共働きを続けるのと続けないのとでは、貯金のしやすさに雲泥の違いがあるからです。
ですので、もし奥さんが結婚後もしくは出産後に退職する考えなのであれば、片働き前提での家計管理をする必要があります。
まず、当然ですが夫一人の収入で生活できるように生活費を節約する必要があります。
独身時代は夫婦二人がそれぞれの収入で生活していたため家計に余裕があったと思いますが、結婚後は夫の収入で家族全員を養わなければいけません。
独身時代からかなり思い切って生活レベルを下げる必要があります。
また、共働き家庭よりも片働き家庭の方が必要な保険が多いなど、保険支出が増えてしまう点も注意が必要です。
家計管理をどうするか
一方、結婚後も共働きを続ける予定なのであれば、家計管理の方法について夫婦で話し合っておくことが重要です。
共働きは家計に余裕がある分、意識して家計を管理しないと意外とお金が貯まらない場合が多いです。
最悪のケースは、結婚前の延長で、夫婦別財布で家計管理をすることです。
夫婦別財布の家計管理ではお金がたまらないどころか、家計に問題があった時に気づくのが遅れてしまいます。
夫婦別財布法はデメリットが大きい家計管理法なので、絶対にやめましょう。
共働きが貯金をするなら、収入を共通財布、妻財布、夫財布の3つに分ける「3つの財布貯金法」がオススメです。
マネープランを共有する
夫婦の間で今後のざっくりとしたマネープランを共有しておくことも重要です。
マネープランとは、例えば
「家は購入するか、賃貸か。また購入するならマンションか戸建てか」
「子どもの学校は私立か公立か」
「子どもの習い事はなにをさせたいか」
「大学費用をどう貯めるか (学資保険を使うか)」
「老後は今の場所に住み続けるか。別のところに移住するか」
などです。
結婚時点でライフプランを決めることは難しいと思いますが、ざっくりとした方向性は話しておくべきでしょう。
というのも、どのようなライフプランを描くかによって、必要なお金が変わってくるからです。
「いざ子供が大学に進学した時に学費を払うお金がない!!」なんてことにならないよう、夫婦間でマネープランを話し合っておきましょう。
まとめ
今回は、結婚前に話しておくべきお金のことについてお話しました。
結婚を機に、夫婦のお金のやりくりは大きく変わります。
結婚した後でお金に困ることがないよう、予めお金のことを夫婦で議論しておくことが重要です。