買い物をするとき、次の2択で悩むケースって多いんじゃないでしょうか。
- 値段が安いけど品質が不安なモノ
- 品質がよさそうだけどちょっと値段の高いモノ
前者を買って失敗すると、「安物買いの銭失い」と言われます。
でも、後者を常に選択していると、「常にちょっといいものを買うメタボ家計」になってしまいます。
今回は、「安物買いの銭失い」と「常にいいものを買うメタボ家計」のジレンマについてお話します。
ちなみに、miyaneはどちらかというと安物買いの銭失いタイプです。
常に安い物を買えばいいわけではない
安物買いの銭失いって昔からある言葉ですが、現在でも当てはまるのはとてもおもしろいですよね。
1円でも安いものを探して買ったはいいものの、すぐに壊れて結局損をした、なんて経験は誰にでもありますよね。
個人的には、最近鞄の買い物で失敗しました。
会社に通うための鞄が古くなってきたので、買い換えようと思って探していたんですね。
安い鞄は無いかなぁって思って頑張ってカバンを探した結果、家の近くの怪しい鞄屋さんで、2500円の鞄を見つけました。
見た目はとても2500円に見えないデザインで、「よっしゃ!」って思って買いました。
ただ、デザインは良かったんですが、耐久性に難ありで、残念ながら2ヶ月後にはカバンの留め具がはずれて使い物にならなくなってしまいました。
カバンとして使えないんじゃ、いくらデザインがよくても意味ないですよね。
完全に失敗した買い物でした。
皆さんも、似たような経験があるんじゃないでしょうか。
安いと思って買った靴がすぐに壊れたり、特売でついつい買った野菜を腐らせてしまったり。
貯金をする上ではなるべく安いものを買うのが鉄則ですが、使えないものを買ってしまっては意味がありません。
常にちょっといいものを買うのも節約としてはNG
じゃあ、常にちょっといいものを買えば良いのかというと、そうではありません。
特別贅沢をしなくても、生活の全ての支出が多めになってしまうと、それだけで家計は圧迫されてしまいます。
いわゆるメタボ家計ってやつですね。
例として、僕が初めて格安スマホを使ってみた時のことを挙げてみましょう。
格安スマホに替える前は、大手キャリアで毎月スマホに6000円ほど払っていたました。
当時は格安スマホが出始めた時期で、ある日思い立って月々2000円の格安スマホに替えてみました。
最初は「色々不便になるのかなぁ」なんて不安て思っていたけど、いざ使ってみると、以前とほとんど変わらない!!
「月々4000円も安くなるなんてすっごいお得!早く格安スマホに替えれば良かった!」って思ったのを覚えています。
ここで言いたいのは、「必ずしも品質に見合った値段がつけられているわけではない」ということです。
個人的には、月々2000円の格安スマホも6000円の大手キャリアも、品質の違いはほとんどわかりませんでした。
「とりあえず高いものを買っておけば安心」と大手キャリアを使い続けていれば、毎月4000円、年間では約5万円も損していたことになります。
特に、家電は結構こういうケースは多いですよね。
炊飯器とか、掃除機とか、テレビとか。
家電の上位モデルと中くらいのモデルとの差って、ほとんど使わない機能がついてるかついてないかだけだったりしますしね。
価格と品質が釣り合った品物を買うには
じゃあ、安物買いの銭失いをせずに、かつメタボ家計にもならないためにはどうすればいいのでしょうか。
個人的に実践していることについて簡単にご紹介します。
口コミを見る
まず一番簡単なのは、買う前に口コミをよく調べることでしょう。
でも、口コミの見方って実はコツがあるんです。
まず、ポジティブな口コミや評価の平均点はあまり参考にしてはいけません。
例えば、デザインや使い勝手は良いけど2ヶ月したら壊れる鞄の口コミがどうなるかを考えるとわかりやすいです。
普通口コミって、買ってあまり時間が経つ前に投稿しますよね。
買った直後とか、買ってから2~3週間後とか。
なので、この鞄の口コミって、高評価ばかりになっちゃうんです。
だって、みんな鞄が壊れる前にレビュー書いちゃうんですから。
買った直後だと、「値段の割にデザインがいい!コスパ高い!」といった感想ばかりになりますからね。
でも、たった2ヶ月で壊れちゃう鞄なんて、買うべきじゃないですよね。
安物買いの銭失いの典型的な商品です。
ですので、ポジティブなクチコミとか評価の平均点とかは、あんまりあてにならないんです。
逆に、ネガティブな意見を重点的に探しましょう。
安物買いの銭失いは、何か大きな欠点がある場合に起こるからです。
先ほどの鞄の例だと、「買ったけど2ヶ月で壊れた」っていうネガティブな口コミが一定数あるはずなんです。
ですので、まず率先して低評価の口コミを探しましょう。
そうすれば、安物買いの銭失いになる確率をグッと減らせます。
迷ったら安い方を買う
また、少し冒険して安いものを買うことも重要です。
先ほどのスマホの例が典型的ですが、必ずしも「高いモノ = 品質がいい」というわけではありません。
ですので、少し勇気がいるかもしれませんが、安い商品に一度トライしてみることをオススメします。
一度トライしてみて、もし品質に満足できないのであれば、次からはやめればいいだけですから。
「安いと品質が不安」と思い込んで、チャレンジしなければ、いつまでたっても割高なお金を払い続けるはめになってしまいます。
まとめ
今回は、「安物買いの銭失い」と「常にちょっといいものを買うメタボ家計」の二つのジレンマについてお話しました。
あなたはどちらのタイプでしたか?
安物買いの銭失いをせず、かつメタボ家計にもならないために、なるべく価格と品質のバランスが取れている商品を買うように気を付けましょう。