住宅ローンの支払い、苦しくありませんか?
なんて悩みを持っている方も多いでしょう。
もっと頭金を用意しておけばよかった、なんて後悔しても後の祭り…月々の支払は待ってくれません。
そこで今回は、住宅ローンの支払いがキツい時の対処法についてお話します。
住宅ローンが払えなくなっても、意外とたくさんの対策があるんです。
住宅購入でちょっと無理をしてしまった方は、ぜひ参考にしてください。
まずは住宅ローンの借り換えを検討しよう
住宅ローンの支払額厳しくなってきたら、真っ先にローンの借り換えを検討すべきです。
なぜ最初に借り換え検討なのか、理由は二つあります。
支払が滞ると借り換えが困難になる
一つ目の理由は、ローン支払いを滞納すると借り換え出来なくなるからです。
ローンが払えなくなると、信用情報に傷が付きます。
すると、ローンの借り換えを申し込んだとしても、ほとんどの場合で申請を却下されてしまいます。
ですので、ローンが払えなくなる前に、住宅ローンの借り換えを真っ先に検討しましょう。
また、「銀行に相談すると、月々の支払金額を減らしてもらえる」という話を聞いたことがある方も多いでしょう。
返済条件の変更も同様に信用情報に傷がつきますので、この場合も住宅ローンの借り換えが困難になってしまいます。
ですので、絶対に返済条件の変更よりも先に、ローンの借り換えを申請しましょう。
順序を間違えると、ムダな金利を長期間払ってしまう羽目になってしまいます。
支払額が減る
二つ目は、支払いがかなり楽になるケースがあるからです。
というのも、最近は歴史的な低金利だからです。
次の図は、2009年1月から2018年8月までのフラット35固定金利の推移を示しています。(出展)
グラフを見ると、ここ10年で劇的に金利が下がっているのが分かりますね。
ですので、10年くらい前に固定金利で借りた人は、住宅ローンの借り換えでかなり支払額が減ります。
例えば、2009年の5月にフラット35でローンを借りた人は、金利3.3パーセントを払っています。
でも、今は金利がかなり低く、1.3パーセント程度になっています。
それでは、実際に今借り換えを行うと、具体的にどのくらい支払いが楽になるのかを計算してみましょう。
こちらのサイトでは、複数の金融機関に一括でローンの仮審査を申し込みできます。
今回は、借入金額3,000万円、残り期間25年の場合で条件を入力してみました。
すると、結果は次のようになりました。
(今回は、フラット35からフラット35への借り換えで計算しています。)
なんと、一番安い金利だと、フラット35の固定金利でも1.34%となり、約2%も金利が低いです。
月々の支払いは約3万円安くなります。
支払総額は、驚愕の779万円減です。
住宅ローンの借り換えは、かなり効果が高いですね。
このサイトでは、一括で仮審査の申し込みができるので、一番お得な住宅ローンを自分で探し出すことができるのがメリットですね。
一方、
って方は、専門のコンサルティングサービスを使うのも手です。
面倒な書類の提出も代行してくれますし、金利交渉までしてくれるので、かなり頼りになるんじゃないでしょうか。
借り換え成功時には手数料を支払う必要がありますが、相談自体は無料なので、一度試してみてはいかがでしょうか。
家計の見直しで生活を楽に!
ローンの借り換えだけでなく、生活費の見直しをするのも重要です。
「お金がない!」って思っていても、実はムダなお金を使っているだけだった、ってケースはよくあります。
一度ご自分の家計を抜本的に見直してみてはいかがでしょうか。
オススメの節約法はこちらの記事にまとめましたが、特に節約効果が大きいのは保険の節約とスマホの見直しです。
-
お金が貯まる節約法を大発表!節約するには何から始めればいい?
世の中には、たくさんの節約法があふれていますよね。 光熱費の抑え方から保険の見直し、食費の節約まで、本当にたくさんの節約法があります。 でも、こんな疑問を持っている方も多いんじゃないでし ...
続きを見る
まず真っ先に見直すべきなのが保険です。
なんせ、年間30万円も節約できる場合がありますからね。
意外と無駄な保険に入ってるケースも多いので、一度見直してみましょう。
たとえば、貯金が70万程度あれば、基本的には医療保険は必要ありません。
また、家を購入したのに生命保険を入りっぱなしにしている人も要注意です。
家を買った分、必要補償額が減っていますので、生命保険を大幅に節約できます。
また、スマホの節約効果も、四人家族で年間20万円とかなり高いです。
ほとんど不便なく通信費を節約できますので、検討してみましょう。
それでもだめなら、支払いの緩和を銀行に相談
ローンの借り換えもできず、生活費を見直してもお金が足りない場合は、ローンを借りている金融機関に相談に行きましょう。
月々の返済額を少なくしてくれるなど、柔軟に対応してくれます。
ですが、デメリットもありますので、出来ればローン借り換えと生活費の見直しで何とかしたいものです。
一つ目のデメリットは、信用情報に傷が付く事です。
支払条件の見直しを申し出ると、債務者区分が要注意先に変更されます。
こうなると、今後のローン借り換えが非常に困難になってしまいます。
デメリットの二つ目は、返済期間が長くなってしまうことです。
月々の返済額が少なくなっても、多くの場合で、ローン残高が減るわけではありません。
その分返済期間は長くなりますので、問題を先送りしているだけです。
もっと言うと、長くローンを支払うことになるので、金利負担も重くなります。
定年までにローンを返しきれないと、最悪老後破産にもなりかねませんので、安易に返済期間を延ばすことはやめましょう。
住宅以外のローンが苦しい場合
もし、消費者金融などのローンがあり、支払いが苦しい場合は、弁護士に相談しましょう。
「ローンが払えなくなると自己破産」というイメージがありますが、実は民事再生というやり方もあるんです。
民事再生をとれば、住宅ローンはそのまま (今の家に住み続けられる)で、消費者金融などの借金を1/5まで減らすことができます。
信用情報にキズがついてしまうので、最終手段の一つになりますが、住宅ローン以外の債務で首が回らない方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、住宅ローンが苦しい時の対処法についてお話しました。
まずは借り換えを検討するのが最も効果があります。
次に家計を改善し、最終手段として銀行への相談や弁護士への相談をするのがいいでしょう。
ですが、そもそも家計が苦しくなるようなローンの借り方をしない、というのが根本的な解決策なのかもしれません。