共働き家庭は専業主婦家庭より収入が多いため、日々の生活に余裕を感じている方がほとんどでしょう。
一方で、生活に余裕がある割に、貯金が貯まっていないという方も以外に多いんじゃないでしょうか。
本来、共働きは貯金がしやすいはずです。
片働き世帯に比べて、年間7倍の貯蓄額を実現することも決して不可能じゃないんです。
共働きの経済的メリット: 貯蓄スピードが7倍になる理由とは?
なのに、なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか。
今回は、貯金ができない共働き世帯によくある傾向についてお話します。
お金が貯まらない共働き家庭の傾向
収入が多いため家計管理意識が薄い
そもそも安心しきっているタイプですね。
共働きは収入が多いため、家計管理を特に気を付けていなくても、家計が回ってしまいます。
「お互い好きなことに好きなだけお金を使っている」なんて方もいるんじゃないでしょうか。
ですが、このような家庭は今後問題が表面化していく場合がありますので、注意が必要です。
例えば、子供が生まれた後。
妻が産休に入ると収入が激減しますし、妊娠を機に退職する場合もあります。
収入が減ると今までの生活を維持できなくなりますので、家計の大幅な見直しを迫られることになります。
また、子供が大きくなって教育費がかかった時も家計が苦しくなることが予想されます。
そもそも、収入が多いからと言って無駄な支出を放置してしまうのは本当にもったいないことなんです。
適切に家計管理をして若いうちからお金を貯めておけば、将来の家計がとても楽になるからです。
例えば、DINKs時代に2000万円程の貯金をしておいて、そのお金を配当金3%の株式に投資したとします。
すると、年間60万円もの配当金を毎年受け取れるようになるんですよね。
このような状況を作っておけば、
子供が生まれて収入が減少しても、
子供が大きくなって教育費がかかるようになっても、
はたまた定年退職して年金生活が始まっても、
生活水準をあまり落とさずに豊かな生活を送れますよね。
収入の多さにかまけて貯蓄を怠っている方は、自分がやっていることのもったいなさに早く気付くべきです。
そして、適切に家計管理をはじめ、将来の豊かな生活に備えましょう。
家計を圧迫する買い物をしてしまった
2つめの理由は、以前大きな買い物をしてしまい、現在の生活を圧迫しているケースです。
一番多いのは、高額な住宅を購入してしまったケースではないでしょうか。
共働きって収入が多いんで、高額な住宅ローンも通っちゃうんですよね。(夫婦2人で組めば。)
なので、ちょっと背伸びして高めの物件を選んじゃう場合も多いんじゃないでしょうか。
特に東京は物件価格も高いですからね。
「共働きだし、職場から近いところがいいよね」なんて考えちゃうと、物件価格が吊り上がっちゃいますよね。
ですが、いったん高額な住宅を買ってしまうと、今後数十年間家計が圧迫されることになります。
物件価格が高くなると、住宅ローンの返済額だけじゃなく、固定資産税や修繕積立、管理費も高くなりますからね。
しかも、固定資産税や修繕積立は購入後数年たってから大幅に増えますので、購入時は負担を想像しづらいんですよね。
家を買うときは、そのランニングコストも気にして買いましょう。
それを忘れて高額な物件を買ってしまうと、後で負担の大きさに後悔してしまうかもしれません。
家計管理方法が分からない
最後のケースは、お金を貯めたいと思っているけど家計管理の方法が分からない場合です。
共働き家庭は、収入が2つあるので、専業主婦世帯よりも家計管理が難しいです。
しかも、夫も妻も働いているため、家事にかける時間がなかなか取れない方も多いと思います。
残業続きで、惣菜を買ったり外食をしたりして食費が膨らんでしまう場合もあるでしょう。
このような場合、まずは共働きでもお金が貯められる家計管理方法を学ぶことから始めましょう。
当サイトでは、共働き向けの家計管理方法を紹介していますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、共働き家庭の貯蓄の難しさについてお話しました。
共働き家庭は、基本的には貯蓄に有利なはずです。
貯金をすることのメリットを理解したうえで、適切な家計管理を実践しましょう。