貯金がある程度貯まった方には、こう思っている人も多いでしょう。
ですが、お金がある程度貯まったのに、投資に踏み出せないのは、本当にもったいないことなんです。
今回は、サラリーマンが投資をするメリットについてお話したいともいます。
投資をすれば定期収入が増える
投資は買った負けたの世界だけではありません。
1年前に買った株が10倍になった…などのギャンブル的な要素は、投資の一面でしかありません。
定期的に収益を受け取れるというのが、投資のメリットです。
例えば、資産を株式に投資しておけば、定期的に配当金を受け取れます。
多くの企業は一年に二回、配当金を株主に支払っているからです。
もっと分かりやすい例ですと、不動産投資があります。
入居者が毎月家賃を払ってくれるので、毎月収入が発生します。
サラリーマンとしての給料に加えて、不動産収入が毎月上乗せされる訳なので、毎月の収入をアップさせることができます。
投資は、労働時間を増やすことなく収入を増やすことができるとってもお得な方法です。
お金を貯めて投資をすればするほど、生活が楽になるわけですから。
老後に年金の代わりになる
先ほど、投資をすれば収入が増えるというお話をしました。
それでは、この投資収入はいつまでもらえるんでしょうか。
10年?20年?
いえいえ。投資の収益は、基本的には未来永劫もらえるんです。
そう、投資のメリットの2つ目は、定年がないことです。
世の中の大勢の人は、自分の給料を増やすために多大な努力をしていますよね。
TOEICや資格の勉強をして昇進を目指したり、転職をして給料アップを狙う人はたくさんいます。
でも、がんばって給料を上げても、サラリーマンには定年があることを忘れてはいけません。
例えば、35歳のAさんは、資格を猛勉強して転職に成功し、月収の10万円アップに成功したとしましょう。
Aさんの定年が60歳だとすると、この10万円増は25年間続きます。つまり、転職の効果は
10万円 × 12か月 × 25年 = 3,000万円
になります。
一方、もしAさんが投資で月10万円の収入増に成功したらどうでしょう。
例えば株式投資であれば、その企業がつぶれない限り未来永劫配当金を貰い続けることができるわけです。
Aさんの寿命を80歳とすると、Aさんは35歳から80歳までの45年間配当金を受け取れます。
つまり、投資の効果は
10万円 × 12か月 × 45年 = 5,400万円
になります。
同じ月々10万円でも、投資の方が2,400万円も効果が大きいですね。
しかも、今回の試算では、株価の値上がりをまったく考慮していません。
株価が長期的に値上がりすると考えると、さらに投資の方が有利なわけです。
どうでしょうか。
こうしてみると、投資の効果って転職や昇給とは比べ物にならないほど大きいと思いませんか?
個人的には、なぜ自分の給料アップを真剣に考えている人はすごく多いのに、投資を真剣に考えている人が少ないのか、まったく理解できません!
「投資はなんか怖い…」なんて敬遠せずに、投資について真剣に考えてみましょう!
株式投資の場合、税金がお得になる
さらに、投資のいいところは税金がお得になることです。
株式投資の場合、給料を増やすよりも税金がお得になる場合があります。
年収500万円の場合を例に、具体的に考えてみましょう。
まずは、給料で年収を100万円増やした場合です。
こちらのサイトで計算したところ、
- 年収500万円の手取りは395万円
- 年収600万円の手取りは468万円
になります。
つまり、年収を100万円増やすと手取りは73万円増えるわけですね。。
次に、株式の配当金で年間100万円収入を増やした場合を考えましょう。
配当金は分離課税で、税率は20.315%です。
配当金で年間100万円稼ぐと、手取りは約80万円になるわけです。
両者を比べると、同じ年収100万円増でも、配当金の方が7万円も手取りが大きいのが分かります。
つまり、給料をアップするよりも、株式投資で収入を得る方が、税金の面からもお得だということです。
注意
年収が300万円以下の場合は、給料を増やした方が税金が少なくなるケースもあります。
まとめ
今回は、投資のメリットについてお話しました。
投資には、
- 定期収入が増える
- 老後に年金の代わりになる
- 税金が得になる
といったメリットがあります。
「何となく怖いから」といった理由で投資を敬遠するのは、とてももったいないことです。
まだ投資を始めていない方は、投資について勉強するところから始めてみてはいかがでしょうか。