「食べ放題」
とても魅力的な言葉ですよね。
焼肉やしゃぶしゃぶ、ビュッフェにピザ、変わりどころではラーメンの食べ放題なんてものもあります。
朝から何も食べずにお腹をすかせて、いざ勝負!!って食べ放題を楽しんでいる方も多いんじゃないでしょうか。
でも、食べ放題や飲み放題って本当にお得なんでしょうか?
「今日は絶対元がとってやる!!」って意気込んで挑戦しても、「思ったより食べられなかった…」って人も多いんじゃないでしょうか。
飲み放題に至っては、お得だったかどうかが分からないケースもあったりしませんか?酔っぱらっちゃって (笑)
実際のところ、食べ放題や飲み放題はあまりお得ではないです。
今回は、その理由についてお話します。
食べ放題メニューと単品メニューで品質が違う場合がある
例えば焼肉店とかだと、食べ放題と単品ずつ注文する形式のどちらかを選べるお店って多いですよね。
で、「食べ放題だと2980円で、カルビが一皿600円…5皿食べたら元が取れるから食べ放題の方がお得!!」みたいな計算しちゃってませんか?
もしかすると、その計算はまるっきり間違っているかもしれないんです。
昔、焼肉店でバイトをしていた友達から聞いた話なんですが、
食べ放題メニューは単品メニューより低いランクの肉を提供している
場合があるそうです。
というか、友達がバイトしていたお店では、食べ放題メニューは単品とは完全に違う肉を提供してました。
つまり、同じカルビを頼んでも、食べ放題の時はランクの低い肉が、単品の時はランクの高い肉が提供されるってことです。
確かに、そのお店で単品と食べ放題の両方で利用したことがあるんですが、
圧倒的に食べ放題の方がまずかったですね。
よくよくメニュー表を見てみると、「食べ放題か単品かを選べる」とは書いてあるんですが、「食べ放題と単品で肉は同じ」とは書いていないんですよね。
そういう意味で、お店側はウソをついているわけではないんですが、利用者側からすると勘違いしちゃいますよね。
また、こんなケースもあります。
焼肉で食べ放題を頼むとき、最初に大皿が問答無用で提供されるお店って多いですよね。
カルビとかハラミとか豚トロとか鶏肉が一つのお皿に載ったアレです。
で、ほとんどの場合で「大皿を食べ終わってから」単品メニューを注文する形式ですよね。
…勘のいい方はお分かりでしょうが、この大皿がランクの低い肉になってるんですよね。
で、単品メニューは、食べ放題じゃない場合と同じ肉なわけです。
店側の魂胆としては、まず大皿で安い肉を提供して、客のお腹を膨れさせるわけです。
そうすれば、既に客のお腹はある程度膨れているので、単価の高い単品メニューをあまり多く頼めないわけです。
…どうですか?食べ放題ってあまりお得じゃないような気がしてきませんか?
あ、ちなみに全ての焼肉店がこのようなお店とは限らないです。
中には食べ放題と単品で同じ肉を提供しているお店もあるかもしれないです。
ただ、食べ放題を提供するお店の中には、こういったお店もありますよ、っていう話です。
ビュッフェスタイルは割高
食べ放題の中でも、ビュッフェスタイルって人気ですよね。
何十種類もの料理を選びたい放題食べ放題なわけですからね。
色んな料理をちょっとずつ…っていう贅沢な食べ方ができます。
とってもお得な気がしますし、色んな料理がそろっているので、家族連れにもいいですよね。
家族連れだとそれぞれが食べたいものが分かれたりしますからね。
妻はイタリアン、夫は和食、子どもは洋食を食べたい!!ってなったとき、ビュッフェに行けば家族全員が食べたいものを食べられますからね。
このように、ビュッフェスタイルはとっても便利なんですが、「元を取りたい」人にはあまりオススメできません。
というのも、以前TVの企画でやっていたんですが、ビュッフェスタイルってあんまり量が食べられないんです。
ビュッフェって、
お皿を持って席を立つ
→料理を見て回り、食べたいものを探す
→食べたい料理をお皿に乗せていく
→席に戻る
→料理を食べる
→料理を食べ終わったら上の作業を繰り返す
って言う流れになりますよね?
つまり、料理を食べるまでに時間がかかるんです。
ですが、たくさんの量を食べたい時って、できるだけ短い時間でたくさん食べるのがコツなんですよね。
時間が経つと、だんだん血糖値が上昇してきて、満腹中枢が刺激されるんですね。
なので、料理を食べるのに時間がかかるビュッフェは量を食べるのに向いていないんです。
また、ビュッフェって何十種類も料理があるんです。
もちろんこれはウレシイことなんですが、実はこれもビュッフェで量が食べられないカラクリなんです。
料理がたくさんあると、「何を取ろうか」と悩んじゃうんですよね。
そうすると、料理をとるまでに時間がかかるんで、その間に満腹感がでちゃうんです。
また、色々な料理を見ることになるので、それも満腹感を与えてしまうそうです。
実際、TVの企画で食べ物が3種類だけのビュッフェと20種類のビュッフェで食べる量を比較したところ、3種類だけのビュッフェの方が食べる量は圧倒的に多いという結果でした。
会社の飲み会での飲み放題はむしろ高くつく
次に、飲み放題についても考えてみましょう。
忘年会などの会社の飲み会を企画するとき、とりあえず飲み放題をつけませんか?
その方が価格が予め決まっているので幹事が楽という理由もありますが、なんとなく飲み放題を外すのって怖くないですか?
お酒をよく飲む人って職場に何人か絶対にいるんで、すごい金額になっちゃいそうな気がするんですよね。
ですが、個人的な経験上、飲み放題はつけない方が金額が安くなるケースが多いです。
というのも、お酒をほとんど飲まない人って意外と多いんですよね。
実際、miyane家はお酒をほとんど飲みません。
嫁さんは一滴ものまないですし、僕も会社の飲み会では乾杯の一杯だけお酒で、それ以外はソフトドリンクですね。
ですので、何人かメッチャお酒を飲む人がいても、トータルで見ると飲み放題をつけない方が安上がりのケースが多いです。
もちろん、めっちゃ飲む人だけで飲みに行ったら飲み放題の方が得なんで、そういう意味ではケースバイケースかもしれませんが。
まとめ
食べ放題飲み放題はお得なイメージがありますが、必ずしもお得なわけではありません。
むしろ食べ飲み放題はつけないほうが金額的には安くなるケースが多いでしょう。
これはよくよく考えてみれば当たり前な話なんです。
「なぜお店側が食べ放題・飲み放題のメニューをつけているか?」を考えてみてください。
「単体で頼まれるよりもお店の利益が増えるから」ですよね?
逆に考えると、単体で食べ物や飲み物を頼んだ方が、平均的には安上がりになるように食べ飲み放題の価格は設定されているはずなんです。
ですので、損得勘定で考えるなら、食べ放題や飲み放題はつけない方がお得なわけです。