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夫の残業代カットへの対策: 妻が何時間働けば夫の残業代を稼げる?

最近、大企業を中心に長時間労働を是正する動きが広がってきましたね。

確かに労働時間が減るのは嬉しいですが、家計としては大打撃ですよね。

特に今まで月々の収支がトントンだった家庭は、残業代カットにより毎月赤字になりかねませんからね。

収入が減るのはかなり痛いわけです。

 

このように、残業代カットの流れにあまりいいイメージを持っていない世の中のお父さん方も多いんじゃないでしょうか。

でも、ちょっと発想を逆転してみましょう。

仕事をする時間が減るって考えるんじゃなくて、自由時間が増えるって考えるんです。

こう考えると、実は残業規制の流れって、専業主婦家庭にとっては収入を大幅に増やすチャンスなんです。

どういうことかというと、今まで長時間労働で家事が出来なかったから奥さんが専業主婦だった訳ですよね?

じゃあ残業が減って家事に時間を割くことができるようになれば、奥さんが働きに出ることが出来ますよね?

奥さんの労働時間によっては、月々の収入をむしろ増やすことができるわけです。

 

今回は、夫の残業代を妻がパートで稼ぐにはどのくらい働けばよいかを計算してみました。

妻が何時間働けば夫の残業代を稼げるのか?

今回の試算でポイントになるのは、

夫の残業代には税金がかかるが、妻のパート代には税金がかからない

ということです。

 

具体的に例を挙げて説明します。

例えば、こちらのサイトで計算すると、月収30万円の夫の手取りは、250,035円になります。

一方、月収35万円の夫の手取りは、289,922円になるわけです。

月収30万円の場合より約4万円手取りが多いわけですね。

つまり、月収30万円の夫が残業代で5万円稼いでも、手取りは4万円しか増えないわけです。

一方、妻がパートで働いた場合は、税金がかかりません。 (扶養内で働いた場合)

つまり、妻がパートで額面4万円稼げば、夫の残業代5万円と同じ金額だけ手取りが増えるわけですね。

 

このように、妻のパート代には税金がかからないので、妻が働いた方が効率的なわけですね。

それでは、夫の月収ごとに、妻が何時間働けば夫の残業代を稼げるか、試算してみましょう。

夫の基本給が20万円の場合

夫の基本給が20万円の場合を考えてみましょう。

妻のパート時給は、全国平均の1,000円として計算しました。

また、妻が月20日間パートで働くとして、一日当たり何時間働けば夫の残業代を稼げるかを計算しました。

なお、夫の残業代手取りはこちらのサイトで計算しました。

夫の残業代 (額面) 残業代手取り 妻は何時間働けばいいか
3万円 約2万2千円 1.1時間/日 (22時間/月)
5万円 約3万7千円 1.9時間/日 (37時間/月)
7万円 約5万3千円 2.6時間/日 (53時間/月)
10万円 約7万7千円 3.9時間/日 (77時間/月)
15万円 約11万3千円 5.7時間/日 (113時間/月)

 

夫がメッチャ頑張って残業代10万円稼いでも、妻が4時間労働を週5日すれば同じだけ稼げちゃうんですね。

サビ残とかがある会社だと、なおさら妻がパートで働いた方がいいかもしれませんね。

毎日10時まで残業してるのに、月々の残業代が5万しか出ない…というブラックな会社もあるかもしれません。

でも、そのなけなしの5万円は、妻がパートで一日2時間働けば稼げてしまうという衝撃の結果に…

こんなことなら、給料は多少下がっても残業のない職場に転職して、奥さんにパートで稼いでもらった方がよっぽど一家がハッピーになれそうですね。

残業がどれだけ非効率かを示すデータになっちゃいましたね。

夫の基本給が30万円・40万円の場合

ついでなんで、夫の基本給が30万円の場合と40万円の場合も試算しました。

夫の基本給が30万円の場合は以下の通りです。

夫の残業代 (額面) 残業代手取り 妻は何時間働けばいいか
3万円 約2万2千円 1.1時間/日 (21時間/月)
5万円 約3万7千円 1.9時間/日 (37時間/月)
7万円 約5万1千円 2.6時間/日 (51時間/月)
10万円 約7万3千円 3.6時間/日 (73時間/月)
15万円 約11万1千円 5.6時間/日 (111時間/月)

 

同様に、夫の基本給が40万円の場合も以下の通りです。

 

夫の残業代 (額面) 残業代手取り 妻は何時間働けばいいか
3万円 約2万2千円 1.1時間/日 (21時間/月)
5万円 約3万7千円 1.9時間/日 (37時間/月)
7万円 約5万1千円 2.6時間/日 (51時間/月)
10万円 約7万3千円 3.6時間/日 (73時間/月)
15万円 約10万6千円 5.3時間/日 (105時間/月)

基本的には夫の収入が20万円の場合と大差ないですね。

まとめ

今回は、夫の残業代を妻が稼ぐには何時間働けばいいかについてお話しました。

夫の残業代には税金がかかることを考えると、妻が働いた方が効率がいいですね。

そういう意味では、長時間労働是正の世の中の流れは、むしろ歓迎すべきことなのかもしれません。

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