貯金1000万円…
貯金生活を続ける上で、一つの目標になる数字じゃないでしょうか。
1000万円あれば、ローンの頭金にもなりますし、教育費の不安もかなり少なくなりますよね。
家計に余裕のある共働き家庭の中には、
という目標を持っている人も多いかもしれません。
では、貯金1000万円を貯めるのに重要なポイントって何でしょうか。
このブログのタイトルにもなっていますが、僕は32歳で5000万円のお金を貯めることができました。
もちろん、運がよかった面もありますが (アベノミクスとかもありましたし…)、人生の節目節目でお金を節約できたことがその理由の一つです。
人生にはいくつかの節約ポイントがあります。
その節約ポイントで間違った判断をしてしまうと、後から取り返しがつかないことになってしまいます。
最悪、老後前になって
なんてことになってしまうかもしれません。
今回は、貯金1000万円を貯めるためのたった6つの節約ポイントについてお話しします。
これらの節目で正しい判断ができれば、1000万円の貯金を必ず達成できるでしょう。
入社時の保険の節約
貯金1000万円を達成するために、一番最初の節約ポイントは、新卒として会社に入社したときです。
入社時に特に注意しなければいけないのは、保険に入りすぎないことです。
新卒として会社に入社したての頃は、お金の知識がほぼゼロという方がほとんどでしょう。
それも当たり前ですよね。大きなお金を稼いだ経験なんてないでしょうから。
そこを狙って(?)、新入社員には保険会社がどんどんアプローチしてきます。
生命保険やら傷害保険やら医療保険やら、色々な保険をやたら勧めてきます。
新入社員であるあなたは、それらが本当に必要なのか、冷静に判断する必要があります。
ここでムダな保険に入るか入らないかで、後の貯金額が大きく変わってくるからです。
例えば、新入社員のサラリーマンには生命保険はほとんどの場合で不要です。
生命保険というのは、自身に何かあった時に経済的に困る人がいるから加入するものです。
独身であれば、自分の収入が途絶えでも生活に困る人はいなませんよね。
(学生結婚をしてすでに子供がる場合は例外です)
ですので、新入社員の時点では生命保険の加入はきっぱり断りましょう。
また、傷害保険、医療保険、ガン保険も不要な場合が多いです。
日本は公的な医療保険がしっかりしているので、病気やけがをしても大してお金がかからないからです。
例えば、がんの医療費は平均で30万円程度と言われています。
また、ケガや病気になって入院しても、高額療養費制度により医療費の月額には上限があります (8万円程度)。
しかも、会社が健康保険を提供している場合には、高額療養費にさらに補助金を出しているケースも多いです。
この補助金のおかげで、例えば医療費の自己負担の月額上限が2万円程度に抑えられる場合もあります。
30万円のがん医療費や、月数万円の入院費のためにわざわざ月々数千円も払ってがん保険や医療保険に入るのはバカらしいですよね。
この程度の自己負担であれば、わざわざ保険で備える必要もない方がほとんどなんじゃないでしょうか。
仮に、医療保険、傷害保険、がん保険、生命保険 (葬式代)のすべてに加入した場合、月額の保険料は総額で1万円程度にはなるでしょう。
この月額1万円の保険料は、ムダな支出です。
22歳の新卒時に保険に加入して、30歳の結婚時に保険の見直しをした場合、無駄に払う保険料は
1万円 × 12か月 × 8年 = 96万円
にものぼります。
逆に言えば、新入社員時に「保険に入らない」という決断をするだけで、96万円ものお金を節約できるのです。
ここまでお話してきたように、新入社員の時に保険に入りすぎないことが重要なのですが、
「しまった!バンバン保険に加入しちゃってた!」
って方も多いでしょう。
そんなあなたはどうすればいいのでしょうか?
答えは簡単、すぐに保険の見直しを行うべきです。
保険の見直しには、保険の無料相談を使うのが一番手っ取り早いです。
興味のある方は、↓の関連記事をご覧ください。
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賃貸の家賃交渉
賃貸の家賃交渉もお金を節約するうえでとても効果的です。
意外とやったことない人が多いようですが、家賃交渉は意外と成功します。
僕は最大で9000円家賃を値切ったことがあります。
年間約11万円…節約効果としてはかなり大きいですよね。
例えば、22歳新卒後30歳までの8年間賃貸に住んだとして、家賃を月5000円浮かすことができれば、
5000円 × 12か月 × 8年間 = 48万円
もお金が浮きます。
家賃交渉、やらなきゃ損!!ですね。
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結婚式費用の節約
結婚式も、とてもお金がかかるイベントです。賢く節約したいものです。
実は、結婚式も値引き交渉がとても有効なんです。
結婚式の節約と言えば、最近ではスマ婚とかの格安結婚式もありますが、ここでは通常の結婚式場でどうやってお金を節約するかについてお話します。
結婚式費用の節約では、「ハンコを押すまで」に価格交渉をするのが肝です。
結婚式場に見学に行くと、ウェディングプランナーから見積もりを見せられると思います。
そこには200万円くらいの金額が書かれていますが、その金額は最低金額にすぎないことに注意が必要です。
「このくらいならご祝儀でほぼトントンにできるかも」なんて思って契約しちゃダメですよ。
この見積もりでは、ドレスも最低ランクのものですし、装飾も簡素すぎる内容の場合がほとんどです。
ですので、具体的に結婚式の中身を決めていくと、「ドレスはこれが着たい」「バルーンやお花の装飾はもっと必要」「カメラマンもお願いしたい」「料理やドリンクはもうちょっと豪華にしないと」など、どんどんお金がかさんでいきます。
最初の見積もりは200万円だったのに、最終的には350万円になった、なんてことはザラです。
ここで気を付けたいのが、契約を結んだ後に金額が膨らんでも、式場側は値引きに応じてくれないことです。
向こうもビジネスですから、当たり前ですよね。
既に式場を決めて、結婚式に向けて準備をしているカップルが結婚式場を今更変更するわけないですからね。
式場側が強気に出るのは当然で、値引きに応じる理由がありません。
ですので、値引き交渉の勝負は契約する前です。
契約書のハンコを押す前に、ちゃんと見積もりをして、値引き交渉をすることが重要です。
実際に、僕の経験上、50万円程度の値引きに応じてくれた会場もありましたよ。
具体的な値引き交渉の方法はこちらの記事に書いていますので、参考にしてください。
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また、結婚式場の見学や指輪の購入では、お得なキャンペーンがありますので是非チェックしましょう。
中には、見学するだけで1万円以上の電子マネーがもらえる場合もあります!
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結婚・出産後の保険の見直し
貯金1000万円を達成するために、結婚・出産後の保険の見直しは一番大きいポイントです。
結婚や出産を機に保険の見直しをする方も多いでしょう。
確かに、家族構成が変われば必要な保障も変わります
結婚や出産などの家族が増えるイベントでは、保険を見直すことはとても重要です。
ですが、ここで注意しなければいけないのが、「保険に入りすぎてしまう」ことです。
家族が増えると、自分に何かあった時に対する不安も増えるんですね。
そして、「不安だから」という理由で保険に入ってしまう人が結構います。
保険の検討をする上で重要なのは、不安かどうかではなく、必要かどうかです。
そして、必要かどうかを冷静に判断して保険加入をしっかり検討できている人は、意外と少ないものです。
例えば、以下の専業主婦家庭のAさんのケースを考えてみましょう。
Aさんは子供が生まれたことをきっかけに、保険の見直しをすることにしました。
あまり保険について詳しくないAさんは、保険代理店に相談にいきました。
保険代理店の担当者はとても親身になって相談にのってくれました。
Aさんに何かあった場合に教育費・生活費として必要な金額を試算したところ、遺族年金を除いて4,000万円のお金が不足することがわかりました。
ここで、
と思った方は、保険で無駄遣いをしてしまいます。
自分に何かあった時に本当に4000万円のお金が必要だとしても、それをすべて生命保険でまかなう必要があるのか、冷静に考える必要があります。
例えば、自宅を持っている場合。
夫が亡くなった時、残された家族は妻の実家に帰る場合が多いのではないでしょうか。
であれば、今の自宅を売ったり貸したりしても問題ないですよね。
自宅は売れば生命保険代わりになりますし、賃貸で貸せば収入保障保険代わりになります。
例えば、Aさんの自宅が3000万円程度で売れるのであれば、生命保険の掛け金は、
4,000万円 (必要保障額) - 3000万円 (自宅売却価格) =1,000万円で十分ですよね。
もっと言うと、会社で加入している共済会で、死亡時に保証をもらえる場合があります。
保証額は会社によって異なるので一概には言えませんが、500万円~1,000万円の保証がついている場合もあります。
ですので、もしAさんの会社の共済会に1,000万円の死亡保障があるのであれば、そもそも生命保険は必要ないってことになりますよね。
自宅の売却額3,000万円と会社の共済会の1,000万円で、必要保障額の4,000万円をまかなえるわけですからね。
このように、無駄に保険に入りすぎているケースはたくさんあります。
これは、医療保険や年金保険、がん保険も同様です。
生命保険文化センターの調査によると、2015年度の生命保険の平均年間払込保険料38.5万円にも上ると言われています。
毎月3.2万円も保険にお金を払っている計算になります。
個人的には、こんなに充実した保障が本当に必要な家庭ってほとんどいないと思うんですよね。
先ほどのAさんの事例のように、実際には保険に入る必要がないのに、保険に加入している場合も多いでしょう。
もし、保険が本当に必要なのか冷静に判断することで、月々の保険料を例えば1.2万円くらいに抑えることができれば、月々2万円の節約になります。
この2万円の節約が、30歳で結婚してから60歳まで続くとすると、
2万円 × 12か月 × 30年間 = 720万円
も節約できる計算になります。
保険の節約はかなり家計に与える影響が大きいので、積極的に見直していきましょう。
▼保険の節約法についてはコチラ▼
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住宅購入費の節約
人生で一番大きな買い物は住宅だと言われています。
実際、ほとんどの人は借金 (ローン)をして家を買うわけですから、家計に与える影響はとても大きいです。
例えば、住宅の購入額を100万円節約した場合、ローン金利を含めた実際の節約額は130万円程になります。(金利1.5%、35年ローンの場合)
ですので、少しでも住宅購入費を抑えることが家計管理上重要となります。
家の購入を検討する際に、あまり時間をかけずに購入を決める方がいますが、家の購入はじっくりと検討する方が絶対にいいです。
例えば、個人的にこんな経験があります。
僕はまだ家を購入していませんが、マンションの見学には良く行くんですね。
見学したマンションで購入を見送った後、数か月後に値下げのダイレクトメールが来ることがあります。
基本的には「残り2邸!!」とかの売れ残り物件に関する値下げなんですが、その値下げ幅がハンパないんです。
300万円程度の値下げをしている場合が多いんですね。
特にすごかったのが、300万円の値下げ+100万円分の家具を付けて、「価格交渉会」の案内の広告ですね。
300万円の値下げから、さらに値引く気満々なんですね。
じっくり家の購入を検討することで、このようなお得な情報を手に入れることができます。
住宅購入は大きな節約ポイントですので、手間を惜しまず少しでも安く買えるように頑張りましょう。
引っ越し時の節約
また、引っ越しに関する費用の節約も重要なポイントです。
引っ越しの際は、大きく分けて2つの節約ポイントがあります。
一つ目は、賃貸の敷金の返還です。
退去時の現状回復費用を大家さんや管理会社の言いなりで支払っている方も多いでしょう。
ですが、それは非常にもったいないです。
現状回復費用に関しては、本来支払う必要のない金額も上乗せされて請求されているケースがかなりあります。
もっと言うと、そもそも完全にどんぶり勘定で、部屋の損傷に関係なく敷金の1/2を請求してくる悪徳業者もあります。
ですので、敷金返還に関してはしっかり業者と交渉し、支払う必要のあるお金以外は返してもらうようにしましょう。
例えば、クロスの汚れや家具による床のへこみなどは大家さん負担ですので、こちらがお金を払う必要はありません。
クロスが破かれたり傷ついたわけではないのに張替え代を請求された場合は、きっぱりと断りましょう。
場合によっては、敷金返還交渉の有無で10万円程度も支払額に差が出る場合があります。
敷金返還のコツについては、こちらの記事を参考にしてください。
賃貸退去時の敷金返還:現状回復費用を業者の言いなりで払っていませんか?
引っ越し時の節約ポイントの2つめは、引っ越し費用の節約です。
引っ越し費用は、時期を繁忙期からずらすことと、合い見積もりをすることでかなりの金額を抑えることができます。
こちらも、10万円程度引っ越し代が安くなる場合があります。
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賃貸派必見!!たった五分で引っ越し代を10万円節約する方法
引っ越し費用が高い!!って思ったことありませんか? 特に結婚されている場合、このように感じることが多いでしょう。 一人暮らしの時は引っ越しをしてもそんなに高くないんですが、家族ができてモノが増えると金 ...
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まとめ
今回は、人生の節約ポイントについてお話しました。
節約ポイントをまとめると、次のとおりです。
ポイント
- 新入社員時代の保険の見直しで96万円の節約
- 賃貸の家賃交渉で48万円の節約
- 結婚式費用の価格交渉で50万円の節約
- 結婚・出産時の保険の見直しで720万円の節約
- 住宅購入の価格交渉で300万円の節約
- 引っ越し代の節約で20万円の節約
今回のモデルケースでは、人生トータルで1,234万円もお得になりました。
皆さんも、人生の節目節目で節約を心がけ、貯金1000万円の大台を達成しましょう。