「お金が貯まる人には共通した特徴や習慣がある」ってよく言いますよね。
Webサイトや書籍では、
- 長財布にすればお金持ちになる
- 財布をきれいにすればお金がよく入ってくる
- 紙幣をそろえて財布に入れればお金が貯まる
みたいな胡散臭い内容のものが多いですよね。
今回、お金が貯まる人に共通する特徴についてお話しますが、取り上げるのはこのような根拠のないものではありません!!
ちゃんと「お金が貯められるようになる」理由があるものをお話します。
実際に自分自身や、同僚や友達の貯金ができる人を見ていて僕が常々感じていることをまとめてみました。
貯金がなかなか貯まらなくて困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
お金のことを勉強している
まず、お金を貯められる人はお金に対する関心が高いんですね。
ですので、貯金が得意な人はお金のことをよく勉強しています。
例えば、リボ払いのローンの仕組みをちゃんと勉強していれば、リボ払いがどれだけ損か分かります。であれば、安易にリボ払いを組んで大金を失うなんてことは起らないですよね。
また、住宅を買うときにもローンの仕組みをよく勉強してからローンの組み方を決める人が多いでしょう。
ちゃんと住宅ローン金利について勉強していれば、「変動金利は金利上昇時のリスクが高い」とか「固定は金利が比較的高いけど今後金利が上昇しないから返済が安定する」などのそれぞれのローンの組み方の特徴を理解できます。
ですので、自分の家計の状態にあったローンを組むことができます。
変動金利?固定金利?貯金額から考える最適な住宅ローンの組み方
また、保険についても勉強していれば、フィーリングで加入したりしてムダなお金を使わなくて済みます。
保険は不安だから入るものではなく、必要だから入るものです。
ですので、保険を検討する際にはしっかりと保障内容を理解し、自分の家計に必要かどうかを判断する必要があります。
しっかり保険について勉強していれば、本当に必要な保険って実はあまりないことに気づくはずです。
学資保険が要らない3つの理由: 特に「貯金できない」人は要注意
さらに、株式や国債などの投資について勉強していれば、資産を安定的に殖やすことができます。
ちゃんと勉強せずに投資を始めてしまうと、投資をやっているつもりでいつの間にかギャンブルをしていることになりかねません。
ギャンブルで自分の試算を殖やすことはとても難しいですよね。
なぜ貯金が重要か理解している
貯金が得意なひとは、なぜ貯金が重要かをよく理解しています。
というか、貯金の重要性を理解していないと大きなお金を貯めることはできません。
途中でモチベーションが下がってきて、ついつい無駄遣いをして貯金額を減らしていきますからね。
貯金の「壁」に当たっている人は、今一度なぜ貯金が重要なのか考えてみるといいでしょう。
「節約」にネガティブなイメージがない
お金を貯める上で、節約にネガティブなイメージがないことも重要です。
節約にネガティブなイメージがあると、どうしても節約をするのが苦しくなってしまいます。
例えば、節約に必ず家計簿が必要だと思い込んでいると、「節約 = 面倒くさいもの」というネガティブなイメージを持ってしまいます。
すると、家計簿をつけるのが段々イヤになってきて、そのまま節約生活自体も断念することになりかねません。
貯金の最大の見方は時間です。
節約生活を長く続けることで初めて大きな貯金額を手に入れることができます。
苦しい節約を短期間続けることは全く意味がないんです。
節約生活自体を楽しみながら、それを長く続けるのが貯金上手になる近道です。
買い物をコスパで考える
貯金上手な人は、買い物をコスパで考えます。
反対に、お金を貯められない人は買い物するときに「良いものかどうか」だけで何を買うかを判断します。
例えば、今夜夫婦で外食に行くとしましょう。
レストランの候補が二つあります。
一つは、自宅目の前の好立地のレストラン。もう一つは自宅から徒歩10分ほど離れたレストラン。
二つのレストランの味が同程度だった場合、おそらくほとんどの人は自宅近くのレストランに行くでしょう。
ですが、もし自宅目の前のレストランに行くと一人3000円ほどかかるのに対して、徒歩10分のレストランだと一人当たり2000円でディナーを食べられる場合はどうでしょう?
こんなとき、「1000円しか変わらないんだから」と考えて自宅前のレストランに行く人は貯金が得意ではない人でしょう。
お金を貯められる人は、「10分歩いて遠いレストランに行けば1000円安くなる。つまり、自宅近くのレストランに行く場合は、1000円で徒歩10分の手間を買っていることになる。たった10分の手間を省くのに1000円は高いので、遠いレストランに行こう」って考えます。
もちろん、「徒歩10分の手間を1000円で買うのはお得。家の近くのレストランに行こう」っていう結論を出しても構わないんです。
ただ、「徒歩10分の手間に1000円を出すべきか否か?」を考えられる人が、貯金が得意な人なんです。
品物やサービスを「良いものかどうか」だけで選んでしまっては、毎回の買い物で最も高いものを買うハメになっちゃいますよね。
だって、フツーは値段が高くなれば品質は良くなる傾向があるからです。
そうなると、どうしてもお金を使いすぎてしまいます。
ですので、買い物をするときにコスパで考えることは貯金をするうえで重要です。
見栄のためにお金を使わない
お金を貯められない人は、自分の見栄のためにお金を使う傾向があります。
見栄のために使うお金は本当にもったいないです。
自分と家族にとって何の得にもならないですからね。
実際、他人の生活レベルなんてあんまり気になりませんからね。
見栄なんてはっても全く意味ないと思うんですよね。
例えば、子どもが生まれた時に「子どもの友達を呼んだ時に賃貸だとかっこ悪いから」などの理由で家を買うのはお金の無駄遣いです。
正直、子供が生まれたばかりの時は大きい部屋って必要ないんですよね。
家を買う必要がある理由がないんであれば、もっと子供が大きくなってから買ってもいいわけです。
回りの目を気にして家を買うのは、無駄なお金の使い方と言えます。
他にも、
- ムダにステータスの高い (年会費のかかる)クレジットカードを持つ
- 他の家が行かせているからと、子どもを1か月の短期語学留学に行かせる (1か月程度の語学留学では英語なんて上達しない)
- 車は新車に限る (しかもローンで買う)
- 服やバッグはブランドものじゃなきゃダメ
なども見栄のためのお金の使い方と言えるでしょう。
まとめ
今回は、お金が貯まる人の特徴についてお話しました。
お金を貯めるのが苦手な人は、今回取り上げた内容を参考に、ご自身の習慣を見直してみてはいかがでしょうか。
ほんの少し自分の習慣を変えるだけで、驚くほど簡単にお金を貯めることができます。